2008年04月01日
八段範士が遺した紙片の束は、剣の道の真髄が綴られた宝の山だった――。『剣道日本』誌で大好評のうちに終了した連載「父・一川格治が遺した剣の魂」が『いまに伝えたい剣道修行の心得 一川格治金言集』として一冊の本になりました。
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http://www.skijournal.co.jp/search/detail.php?ID=1051
生涯を通じ、剣の道を多くの書に、逸話に求め学んだ熊本の八段範士・一川格治。
彼が亡くなったのち、息子である一川一の手元には、父の教えが書き留められた紙片やノートが山のように遺されました。
そこには、技術についてはもちろん、剣道修行で欠くべからざる礼法、心法から指導法にいたるまでの大切な心得が綴られていたのです――。
一川格治の教えを振り返り語るのは、息子・一川一。
編集には、『剣道 八段の修行』シリーズの著者でもある、高山幸二郎があたっています。
剣道人とはどうあるべきか。
修行とはいかに積み重ねるべきか。
八段範士が多くの歳月をかけて習得し得た「剣の魂」に触れてください。
「心」が忘れられがちな今だからこそ手にしておきたい一冊です。
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【目次】
◆序文にかえて
◆第一章 教えを読み解く
日々に創作する、それが剣道である
気持ちよく打たれるということ
金峰山に打ち跨がって……
「浴場では質問するものではない」という注意に恥じる
袴は、いわば伸縮性に富んだ空気袋である
思いきって溝を跳べ
正しい剣道のバックボーンは切り返し掛かり稽古と心得よ
足で切る
懐中電燈
放つ位
拍子の大切さについて
徒然草第百十段
多くを願わず、少なきを捨てず(東海夜話より)
いまのためのいまであってはならない
柔軟と弾発力
金槌が教えること
ピアノ奏者は指を忘れる
『荘子』が教える、料理人・包丁の牛を解く心とは……
正見、すなわち正しく見るということ
剣の妙用
剣道形は常時修練が大事となる
稽古は鏡と識る
苦を積み重ねて山頂に立つ
敬、主一無適
◆第二章 紙片の山から
当世修行者気質
日本民族の遺産たる剣道を学びたい
大工鉋の秘術(山岡鉄舟の一文より)
「心外無別法」の教えるところ
色付のこと
無為にして為さざるなし
初心忘るべからず
抑制する意思力
気満る
無我則無敵 欲戦必起争戦
忿と愛
心を強く持って壁に立ち向かう
勝負の多くは間合にある
真の“先”と平常無敵流平法
心眼を開く
プラスの気、マイナスの気
「戦気寒流帯月澄如鏡」ということ
形稽古の意義はすこぶる大きい
剣道形は文章における文法である
審判員となって思うこと
真の目標
厳しさのある剣道の復活を望む
【一川格治氏紹介】
一川 格治
(いちかわかくじ)
明治44年、熊本県八代市に生まれる。旧制八代中学時代、澤友彦範士、大野操一郎範士らに指導を受け、卒業後、熊本県警に奉職する。県警時代は鶴田三雄範士、坂口鎮雄範士に師事。定年退職後は熊本武道館剣道師範として後進を指導する。昭和9年、皇太子殿下御誕生奉祝天覧試合に出場、翌10年には全国青年演武大会で優勝を飾り、戦後は全日本東西対抗大会など各種大会で活躍した。剣道範士八段。また野田派二天一流第十七代を継ぎ、同流の発展に努めた。昭和59年4月7日死去。享年73歳。
【著者(語り)】
一川 一
(いちかわはじめ)
昭和22年、一川格治範士の三男として熊本市に生まれる。剣道と二天一流の手ほどきを父から受ける。鎮西高校から国士舘大学に進み、卒業後、教員として母校・鎮西高校に勤め現在に至る。全日本選手権大会、全国教職員大会、国体、全日本東西対抗大会などに出場。剣道教士八段。
【編者】
高山幸二郎
(たかやまこうじろう)昭和22年、秋田県横手市に生まれる。雑誌編集を経てフリーとなり、中学1年から始めた剣道の経験を活かして、剣道など主にスポーツ関連の記事を執筆する。著書に『剣道 八段の修行』『剣道 新・八段の修行』(いずれも小社刊)などがある。
●書籍 A5
●192ページ
●1,575円(税込)
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