2008年10月10日
<ブランド マーケティング haru アクティブニュース>
BtoBコミュニケーション・取扱説明書の専門会社創英が
メールマガジンSOWAY第100号「マーケティングの基本はコンセプトにある」を配信しました。
ハルグループ [告知・募集] [サービス業]
「SOWAY」ハルグループの(株)創英が配信しているメールマガジンです。
BtoBマーケティング・コミュニケーション、取扱説明書に関する様々な情報をお届けしています。
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S┃O┃−┃W┃A┃Y┃ マンスリー・メ−ルマガジン
━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 2008年 10月 6日号 vol.100
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10月16日 木曜日 東京 10月30日 木曜日 大阪
立命館大学経営学部 環境・デザイン・インスティテュート教授 博士(商学)
西川 英彦 (にしかわ ひでひこ) 先生
西川先生からのメッセージ >>>
市場が成熟化している現在、市場に明確にある「顕在ニーズ」に対応していては、競合各社と横並びの機能の提供となり、価格競争という、互いの消耗戦が待っています。いわゆる、コモディティ化現象です。一方、こうした状況下、いまだ市場にない「潜在ニーズ」に対応して、成果をあげている企業があります。
とはいえ、一体どうやって、潜在ニーズに気づいて、新しい市場につなげていけば良いか。
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■マーケティングの基本は
おかげさまでこのメールマガジンも、今回で100号目となりました。
今では、弊社から直接お送りしている方が千名を超え、関係団体や協会でのメーリングリストで配信していただいている件数が約千件。合計二千名を超える方々にお読みいただいています。
振り返れば、8年と4ヶ月。こうして続けてこれましたのも、励ましや、時にはお叱りをいただいた、読者皆様のお陰様です。
本当に、ありがとうございます。
名刺交換をした方々と、何かの「絆」を持ち続けたいというのが、メールマガジンを創刊した動機でした。
せっかくのご縁をいただけても、日々継続的にお会いすることが叶わない。ならば、せめて月に一通のメールであっても、ささやかなつながりであっても、持続できればという思いに発して、少しでもお役に立つ事を考え続けて100回に達することができました。
そうした、100回目の節目に、今まで書き続けてきたことで特に強く感じている「マーケティングの基本はコンセプトにある」というテーマで今回のメールマガジンをお届けします。
●商いとは等価交換
マーケティングの概念を日本の歴史の中に求めてみました。
例えば、近江商人。「三方芳し」という近江商家の家訓でも知られています。
江戸時代には、世界最高水準の複式簿記を行い、「買い手良し、世間良し、売り手良し」という考え方とあわせて想像するに、優れたマーケティング感覚を持っていいたに違いありません。
あるいは江戸学に見る日本の経済状況。
江戸の中期の日本は、貨幣経済が町だけではなく農村部にも浸透。当時の世界では類を見ないほど近代経済の形態が整っていました。
今日の三越百貨店の前身である呉服店越後屋のチラシなど、宣伝広告もはじまっていましたから、当時の先進国と比べてみて、日本ではずいぶんとマーケティング的感覚が進んでいたのではないでしょうか。
こうした、古い日本の商人たちの商道の基本にあったのが「等価交換」。
まぜ物や、粗悪品ではない、価値に見合った対価で売買をするという商いを行うことが、持続的な商売繁盛の基本と考えていました。
そして、すぐれた職人が増え、物流が発達するにつれ物価は下がり始めます。
●さらに進んで価値の等価交換
しかし、等価交換という正直な商いからさらに進んだ商道が、江戸の中期にはすでに確立されていたようです。ようですというのは、詳しく江戸学などを研究したわけではないので、不確かな点をどうかお許しください。
価値の等価交換というのは、商品やサービスの対価ではなく、付加価値を含む総体価値を貨幣を通じて等価交換するという発想です。
例えば、商いを通じて「世に益する」という思い。
その思いを、店先を掃き清め、そろいの法被に紋を記し、家訓として代々受け継ぐというようにして、商道の基本とした商家があります。
こうした商家の行いは、「商いのコンセプトを、社会と顧客とのあらゆる接点で、態度と行動で示し続ける」というように言い換えることができます。
こうした商道が、日本版のブランディングともいえます。職工の手業に支えられた品質保証ではなく、商人の哲学がブランド化したというのも、私にとってはとても興味深い点です。商人のコンセプトに、価値が見出され、付加価値をもって等価交換されたというのは、学ぶところの多いことてす。
●そして、巡って今またコンセプトの時代
江戸商人の商道の根幹がコンセプトであったとしても、時代の変化の中では異なるパラダイムも存在しました。
例えば、戦後からバブル期に至る頃の日本。
戦後の物不足に始まった「品質」と「性能」が優先した時代です。
より高品質でより高性能であれば、他との差別化が行えました。
しかし、品質・性能が必要充分条件を超えると、「より安く」が求められるようになります。品質や性能が普通化してしまい、魅力ではなくなったということです。今、多くの分野でこのようなことが起きています。
再び、商いはコンセプトの時代に戻ったのではないでしょうか。
確かに、多くのマーケティング関係の書籍で同様の事が書かれています。
商いの全ての場面に、コンセプトの通りの態度と行動を貫く。
コンセプトの時代のマーケティングコミュニケーションは、そのような姿なのだと思います。
事業活動の全ては、コンセプトからはじまるという、古い商道。今また新しく新鮮に感じます。
(N)
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