富士フイルム株式会社

独自の新方式直接変換型FPD(*1)を搭載した乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET Innovality (アミュレット イノバリティ)」新発売


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複数の断層像で乳房内部の構造が観察可能な「トモシンセシス」に対応

富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET(アミュレット)」のラインアップを拡充します。独自開発の新方式直接変換型FPDを搭載することで、低線量で高画質な画像の撮影を実現し、かつ複数の断層像で乳房内部の構造を観察できるトモシンセシス機能(*2)に対応した「AMULET Innovality(アミュレット イノバリティ)」(*3)を、富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて2013年5月15日より発売します。

当社は、2013年4月12日からパシフィコ横浜にて開催される「2013国際医用画像総合展(ITEM2013)」にて「AMULET Innovality」を展示します。

今回発売する「AMULET Innovality」には、世界で初めて(*4)「HCP(Hexagonal Close Pattern)構造」のTFTパネル(*5)を採用した直接変換型FPDを搭載しました。直接変換型FPDではX線を電荷に変換し、電荷をTFTパネルの電極で収集することでX線情報を検出します。通常のTFTパネルは、電荷を収集する電極の形状が正方形であり、電極の角の部分で電界強度(*6)が乱れ、電荷の収集効率が下がります。電界強度の乱れは、一般的に角が鋭角になるほど大きくなります。当社が開発したHCP構造のTFTパネルでは、電荷を収集する電極の形状を六角形にしているため、電極の角が鈍角となり、電界強度の乱れが緩和されることで、電荷収集効率が向上し、X線検出感度が従来のパネルと比べて約2割向上しました。これにより、従来の「AMULET」シリーズよりも低線量で、高画質の画像を撮影できます。出力画素サイズは、従来の「AMULET」シリーズと同じ50μm(*7)です。

また、異なる角度から乳房の画像を複数撮影し、その画像を再構成して乳房内の断層像を生成するトモシンセシス機能にも対応しました。この機能を使えば、通常の撮影画像では、乳腺と腫瘤(しゅりゅう)が重なって見えることで、発見が難しかった病変の観察がしやすくなります。「AMULET Innovality」のトモシンセシス機能には、検診などに適した、撮影時間が短く低線量を優先したSTモードと、生検などに適した、画像分解能を優先し関心領域にフォーカスを合わせた観察が可能なHRモードの2つの撮影モード(*8)を搭載し、用途に応じて使用できます。

さらに、「AMULET Innovality」は、当社が2013年4月11日から発売する、受診者の痛み低減を目指して開発した新構造圧迫板「FS圧迫板」(*9)にも対応しています。

当社は、2008年から乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET」シリーズの発売を開始し、これまでに全世界で1,000台以上を販売してきました。また、撮影した診断画像から、微小石灰化や腫瘤など、乳がんに特徴的な領域を高い確率で検出する「デジタルマンモグラフィ CAD」や、マンモグラフィ画像を3D表示する「リアル3Dマンモグラフィ」など、独自の画像認識技術を生かしたデジタルマンモグラフィ関連製品を全世界に展開してきました。

富士フイルムは、今後も独自技術を生かした幅広い製品、サービスの提供を通じて、医療現場の多様なニーズにおこたえし、乳がんの早期発見と医療の質の向上に貢献していきます。

*1 FPDは、Flat Panel Detectorの略。被写体を通過して照射されるX線エネルギーを、X線透過画像として再構成するための電気信号に変換する機能を有し、画像診断のために必要な人体の部分を十分に覆う面積の平面をもつ、平板状のX線画像平面検出器のこと。
*2 異なる角度から複数枚の撮影を行った後、画像処理技術で複数の断層像を生成(再構成)する技術。通常撮影では乳腺構造と重なり発見しにくかった病変が、断層像では観察しやすくなることから、乳がんの早期発見に効果的と言われている。
*3 Innovalityは、Innovation(革新)とQuality(品質)を組み合わせた造語で、富士フイルムの登録商標です。乳がんの早期発見に革新的技術かつ高品質で挑み続ける当社の商品開発コンセプトを表現しています。
*4 当社調べ。
*5 TFTは、Thin Film Transistorの略。TFTパネルはFPDの中にあり、a-Se(アモルファスセレン)膜で生成された電気信号を画像情報として読み出す役割を担っている。
*6 電界強度とは、電荷を引き寄せる強さのこと。電界強度が強いほど電荷収集効率が向上する。
*7 読み取り画素のサイズは、面積換算で約68μm正方画素相当。
*8 STモード(Standard-Mode)は、異なる角度から乳房の画像を複数撮影する際の角度差を最小に抑え、撮影時間を最短化したモードです。静止画を連続して自動で表示し、効率的に断層画像を確認できます。HRモード(High Resolution-Mode)とは、異なる角度から乳房の画像を複数撮影する際の角度差を大きくし、深さ方向の分解能を向上したモードです。注目したい部分にフォーカスを合わせることができます。
*9 乳房と接触した際に乳房の厚みに沿って傾斜することに加え、前面部(胸壁部)と両側面部(左右)の計3か所に隙間(スリット)を設けることで、乳房を圧迫する際の圧力が面内で分散される設計になっている圧迫板。当社が展開する、マンモグラフィ検査を受診しやすい環境を提供することを目指したマンモグラフィ装置用のオプション「AMULET Harmony(アミュレット ハーモニー)」シリーズの1つ。


「AMULET Innovality (アミュレット イノバリティ)」新発売の詳細は富士フイルムのウェブサイトをご覧ください。
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0766.html?link=n2u



<関連リンク>
AMULET Innovality(アミュレットイノバリティ)製品情報
  ⇒ http://fujifilm.jp/business/healthcare/digital_xray_imaging/dr/amulet_innovality/confirm.html?link=n2u
FUJIFILM DR(デジタルマンモグラフィ)製品ラインアップ
  ⇒ http://fujifilm.jp/business/healthcare/mammography/dr/confirm.html?link=n2u
富士フイルムの事業領域:メディカル・ライフサイエンス
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/solution/healthcare/index.html?link=n2u
FUJIFILM 乳がんと戦う。
  ⇒ http://and-fujifilm.jp/cancer/?link=n2u
富士フイルムグループのピンクリボン活動
  ⇒ http://fms.fujifilm.co.jp/fms/mam/?link=n2u
富士フイルムメディカル株式会社
  ⇒ http://fms.fujifilm.co.jp/?link=n2u
富士フイルムニュースリリース一覧
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/index.html?link=n2u
富士フイルム株式会社
  ⇒ http://fujifilm.jp/?link=n2u
富士フイルム ケータイサイト
  ⇒ http://m.fujifilm.jp/?link=n2u
  ※ケータイサイトはパソコンからはご覧いただけません。


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関連URL:http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0766.html?link=n2u

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