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「金市況はコモディティという切り口からも判断する必要ある」【ドットコモディティ】



(11/20更新)
中段での揉み合いが続いているコモディティ市場であるが、そろそろ底入れ反発の時期が近づいているのではないかと見受けられる。景気判断や投資判断する場合、さまざまな指標があるが、その指針の一つである海運指数が上昇の気配となっているためだ。

商品マーケットが活性化するには、やはり根本となる物流が景気付かなくてはならず、その指標として物流の指標となるバルチック海運指数の動向などが役に立つ。このバルチック海運指数とはロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航船の運賃指数。鉄鉱石・石炭・穀物といったドライカーゴの運賃を指数化したもの。

大雑把に、最近のバルチック海運指数の動向を説明すると、今年8月まで1000ポイントにあった安値から、10月には2倍の2000ポイントまで急上昇し、そこから再び下げに転じて、現在、高値から半値押しの1500ポイントまで下げてきている。しかし、1500ポイントまで下げたところで下げ止まり、やや反発の兆しが出始めているところである。
このバルチック海運指数の特徴は、不定期船の動きを指数化したものであるという点にある。定期船は一定の周期で運航するが、不定期船は決まった契約以外の荷の運搬があるかないかで高下する。つまり、大型船を中心とした、そのときどきの世界の物流が反映されている。

具体的に、トラックによる陸送の場合はドメスティックな物流の状態が示されるのだとするなら、パナマックス級などの大型不定期船の動きは、インターナショナルな物流の状態が反映されており、景気判断の先読みにはもってこいの数値である。

しかし、物流の先にある商品の価格は低迷したままである。工業品である銅やアルミ、銀、ニッケルなどベースメタル類は今年に入ってから総じてダウン・トレンドであり、下げ渋っている一部の銘柄においても上値重い市況情勢を強いられている。

更に、大豆やトウモロコシ、小麦などの農産物は、2013年の高値から大きく下落する展開を余儀なくされている。中でもトウモロコシは、昨年の8ドルを超えた高値から半値以上も下落して今は4ドルまで下げている。昨年の北米が50年ぶりの大干ばつで減産となったのに対し、今年の生産高が一転して史上最高の豊作となったことが背景にある。
このようなコモディティ全体の大きな流れに巻き込まれてしまい、最近の金相場も同じような低迷期に入っている。しかし今後、バルチック海運指数の反発とともに商品高、金市況の回復となる可能性もある。米金融緩和を継続するかどうかといった金融面からの市況分析ばかりが取り上げられる金市況だが、コモディティという切り口からも見ておく必要があるだろう。

・トーキョートレーダーズタイムズ代表取締役 小針秀夫
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