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「コーヒー相場が大幅下落となり高値から3分の1の値段に」【ドットコモディティ】



(11/29更新)
コーヒー相場の暴落が顕著になっている。2011年につけた3ドルの相場が、今は1ドルまで下げてきた。直近のコーヒー相場は100.95セント。2011年5月の高値308.9セントからちょうど3分の1の値段となってしまった。同時に、この水準は2007年以来6年ぶり安値。2年前に、コーヒー相場があまりに高騰するのでマスコミなど世間で騒がれたころがウソのようだ。

このコーヒー相場の下落であるが、NY先物市場におけるコーヒー相場の歴史上、1997年から2001年まで続いた大幅下落に次いで2番目に長い下落相場となっている。1997年からの下落相場のころは、高値318セントから安値42セントに至るまで相場は7分の1以下まで下がった経験がある。

2011年以降、現在に至るまでのコーヒー相場が大きく下落しているのは、世界最大のコーヒー生産国であるブラジルで降雨によりコーヒー生豆の生産高が予想を上回る兆しが示されたことが原因。今、ブラジルのコーヒー栽培は生育期の序盤にあるが、降雨量が適度にあり開花が順調に進んでいると伝えられている。またコーヒー生産世界2位のコロンビアでも同じように適度な降雨があるため順当な生育期を迎えている模様だ。

特にブラジルでは、表作であった2013年産が5610万袋(1袋=60kg)を記録したが、今年2014年産の裏作においても、初の5000万袋を記録するだけでなく昨年の生産高に迫るのではないかと見られている。参考までに、ブラジルの気象予報会社ソマールは、理想的な天候続きであり土壌水分が増加する見込みであるため、ブラジルの2014年の収穫高が過去最高水準に達する可能性があるとの見方を示している。

2011年までのコーヒー相場が大きく値上がりしたのは、急速に消費を伸ばしていた中国の台頭があった。旺盛な需要に供給が追いつかず、需給ギャップの拡大がコーヒー価格を押し上げていた。ところが中国など新興国需要の伸びが収まると同時に、価格の魅力に執り憑かれたコーヒー生産者が増産を強めたことで、一気に需給ギャップが埋まるとともに構造的な供給過剰の状況が生まれた。そのことが2011年以降のコーヒー相場の大幅下落の裏側にある。

米農務省(USDA)によると、今期2013年のブラジルのコーヒー輸出量は3400万袋。これは前年の3030万袋から370万袋増、増加率で12%である。生産が増えて、輸出余力も増えているということは在庫も増える傾向であり、それがコーヒー価格の下落を招いていることは明らか。また世界のコーヒー在庫は2013年時点で2720万袋。これは前年比で12.8%の増加である。

このように、2011年までのコーヒー相場の高騰が招いた需給緩和が最近までの相場下落につながっているわけだが、その流れもそろそろピリオドが打たれそう。相場が十分に下落したため、これから先のコーヒー需給は最悪期を脱する流れになることが想定されるためだ。

・トーキョートレーダーズタイムズ代表取締役 小針秀夫
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