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「ガソリン先物相場に追随して小売価格が6週間ぶりに値上がり」【ドットコモディティ】



(12/6更新)
資源エネルギー庁が12月4日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり157.0円となり、前週から0.1円上昇した。レギュラーガソリン価格が上昇したのは6週間ぶり。

このレギュラーガソリンは今年10月中旬からずっと値下がりが続き、特に11月中は週を追うごとに安くなっていた。ちなみにハイオクガソリンも0.1円上がって167.7円、軽油は0.3円上がって137.5円。

このガソリンの値上がりだが、当然のことというか遅すぎるぐらいである。東京ガソリンの先物相場は11月から上昇が続いていただめだ。ガソリン先限は、11月8日の安値7万3620円を底として、12月4日には一時8万2760円まで大きく上昇した。値上がり幅は9140円、上昇率は12.4%にも達していた。これだけ大幅に先物相場が上昇していたにもかかわらず、ガソリン販売価格の値下がりが続いていたことで、整合性が歪となっていたのだった。だから、2日時点のガソリン小売価格が下がったのは当然である。

なおガソリン価格の元値となる原油相場だが、今年9月、10月、11月と3カ月連続して下げ続けていたものの、12月に入ってから再び反発の兆候が出ている。NY原油は、今年8月末の高値112.24ドルから11月末には91.77ドルまで値下がりし、この間、最大で20.47ドル安、下落率は18.2%となっていた。その下げで4カ月ぶりの安値圏まで後退していた。
しかし下げ過ぎの反動から、11月に入ってからは自律的に反発している。今週に入ってからの上げにより、95ドルを突破してなお堅調な動きが継続しており、100ドルが再び視野に入っている。

参考までに、今原油相場が上昇している原因は、米国の景気が回復していることで、米国の石油消費が増加するとの見方が広がっているため。特に、米国の自動車業界では新車の販売台数が高水準で推移、極めて好調であることから、その分だけガソリン消費が拡大しそうだとの観測につながっている。

別な角度では、米石油在庫の減少も強材料。米エネルギー情報局(EIA)が発表した11月29日終了週の原油在庫 は560万バレル減少した。事前予想の50万バレル減少から500万バレル以上もの急減となったことが値上がりの要因となった。更に、カナダの石油パイプラインが米テキサス州の製油所向けの原油輸送を来月開始するとの報道を受け、米原油在庫の減少につながるとの見方が広がった点も影響が大きい。

ただし石油市場において、2000年代前半まで広がっていた供給不安の問題は、近年におけるシェール革命によって劇的に解消されている。このため2008年のようなガソリン販売価格がリッター当り180円付近まで高騰するような時代ではなくなっている点は安心だ。

・トーキョートレーダーズタイムズ代表取締役 小針秀夫
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