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「大豆相場の上昇で豆腐や納豆の小売価格も値上がりへ!」【ドットコモディティ】



(12/17更新)
物価の優等生と言われる代表的なものは卵である。しかしスーパーで並ぶ最近の卵の値段が一昔より少し高くなっている。特に11月、12月とここ最近の卵の値段がけっこう値上がりしている。夏の猛暑の影響で採卵鳥が減ってしまったため卵の卸売価格が高騰していることが原因。

卵は高くなっているが、納豆と豆腐はまだ安いままである。納豆の小パック3つ束が100円、豆腐の小パック3つ束も100円など、バナナの叩き売りかと思うほど安い。更に安売りスーパーの中には、この小パック3つ束が98円とか、88円とか、100円切って販売しているところもある。1パック当りでは30円ほどの値段である。

しかし原料となる大豆の価格がジワジワ値上がりしている。国際指標のシカゴ大豆相場は、1999年から2000年にかけてブッシェル(約35リットル)当り4ドル台だったのが、2008年の金融危機前には一時16ドルまで上昇して4倍に跳ね上がり、更に、50年ぶりの大旱魃となった昨年2012年は一時18ドル近くまで上昇、史上最高値をつけた。今年は高値から下落して13ドル付近まで後退しているが、ここにきて再び反発の兆しを示し、13ドル台から14ドル向かいの動きに入っている。
このシカゴ大豆の上昇に、円安が上昇要因として加わっているため、円建ての東京大豆相場の先限相場も右肩上がりの展開である。2012年初めはトン当り4万円だったのが、夏場の北米の大旱魃によるシカゴ大豆高の流れを受けて5万円まで上昇し、更に、円安を背景に今年に入ってからも値上がりが続き5万7000円から5万8000円付近まで上値を追う展開である。

大豆相場が値上がりの傾向となっていることだけでなく、もう一つ、先物相場で軽視できない部分がある。東京大豆相場の当限と先限の価格差が逆ザヤとなっている点である。通常、当限は現在価格、先限は将来価格であるため、将来価格のほうが高くなり、この状態のことを順ザヤという。将来価格は、金利とか在庫管理量・倉敷量なども加算されるので、そのような時間的価値が相場に加算されて順ザヤ化するのである。

ところが、今の大豆相場は当限のほうが先限より高い逆ザヤとなっている。将来価格より現在価格のほうが高い状態である。これは、それだけ現在の大豆の需給が緊張し、物が少ないことを意味している。参考までに、12月17日の夜間取引が終わった時点での大豆相場の当限・2013年2月限は6万1750円、先限・2014年12月限は5万5400円なので、現在値は1年先の大豆相場より6000円以上も高くなっている。

このように相場が逆ザヤとなったケースでは、一般的に相場は上昇の傾向を強める。当限が相場全体の先導役となり値位置を切り上げるためである。

従って、国内の大豆相場が、今の流れのまま値上がり傾向を維持し、2008年7月に記録していた8万円の値位置まで再び上昇する可能性がある。同時に、安い、豆腐や納豆の小売価格は、今のように涙が出るほど安く庶民的な値段のままでは済まなくなりそうだ。

・トーキョートレーダーズタイムズ代表取締役 小針秀夫
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