日本電気株式会社


【NEC報道資料】ビッグデータに混在する多数の規則性を自動で発見する「異種混合学習技術」を強化



従来の方式1

従来の方式1

2014年6月19日


NECは、ビッグデータに混在する多数の規則性を発見する技術「異種混合学習技術」において、これまで高度なノウハウを持つデータ分析技術者が手動で行っていたプロセスを自動化することで、超大規模データの高速・高精度な分析を実現しました。

従来、分析対象のデータから規則性を発見するために分析技術者が手動で行う必要のあった、曜日や天気など条件による「データの場合分け」や、予測を行う上で重要となる「因子(注1)の組み合わせ」の試行プロセスを自動化する新たな分析方式を開発しました。これにより、従来人手では限界があった、数百万種の分析対象に基づく超大規模な需要予測(例:店舗・商品別の売上予測、エネルギー需要予測など)が可能になります。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、その中核領域の1つであるビッグデータ事業の強化を進めています。今後もビッグデータ関連の分析技術やソリューションを継続強化することで、お客様の新たなビジネス創出や企業価値向上に貢献していきます。

<背景>
現在、ビックデータを迅速に分析し、将来の予測に役立てる技術への期待が高まっています。NECは、2012年に高精度なビッグデータ分析が可能な「異種混合学習技術」を独自開発しました(注2)。
「異種混合学習技術」は、ビッグデータに混在する規則性を発見するとともに、発見した規則性を複数のシンプルな式に分解し、分析したい状況に応じて因子を組み合わせることで、高度な予測や判別を実現するものです。

<新技術強化の内容>
従来、「データの場合分け」と「因子の組み合わせ」は、高度なノウハウを持つ分析要技術者手動で行う必要がありました。
例えば、小売業の売上予測を行う場合、店舗の立地の違いによる売れ行きの傾向を統計分析した上で、曜日や天気などの条件をもとに、分析技術者が「データの場合分け」を繰り返す必要がありました。また、ある一つの商品で重要な因子の組み合わせが、種類の異なる商品の売上にどのように影響を与える可能性があるかを調べる場合、分析技術者が事前に商品ごとに仮説を立てて、評価を行う必要がありました。

今回の技術強化では、これらの「データの場合分け」と「因子の組み合わせ」のプロセスを自動化することで、例えば流通分野での数百万種類の商品の売上予測や、エネルギー需要予測など、人手では限界があった多様な条件を組み合わせたデータ分析を実現します。

新技術(開発した分析方式)の特長

1.「データの場合分け」条件を高速に探索
従来人手で行っていた、分析対象データの「場合分け」を効率的かつ自動で行う方式を開発。大量のデータに隠れる複数の規則性(複数の因子の組み合わせによって表現される式)と、その規則性が成立する条件を同時に探索することで、膨大な条件の候補から高速に最適な場合分けの条件を抽出することが可能。

2. 予知・予測に必要な因子の組み合わせを自動で最適化
特長1の中間ステップとして、分析対象データから抽出した大量の因子の候補から、予知・予測に必要な因子の最適な組み合わせを自動で抽出する方式を開発。これにより、従来人手では不可能だった因子の組み合わせを探索し、高精度な予測を実現。

なおNECは本成果を、6月21日から6月26日に中国北京で開催される機械学習に関する国際会議「The 31th International Conference on Machine Learning」で発表します(注3)。

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

(注1) 分析対象を説明(予測)するために入力される変数
(注2) 2012年6月22日
『NEC、ビッグデータに混在する多数の規則性を自動で発見する技術を開発』
http://jpn.nec.com/press/201206/20120622_02.html
(注3) 学会発表
ICML2014:http://icml.cc/2014/
論文URL:http://jmlr.org/proceedings/papers/v32/liub14.pdf

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 研究企画本部 プロモーショングループ
お問い合わせ
https://contact.nec.com/http-jpn.nec.com_tb_142rd_4b126d/?fid=4b126d

※この記事は配信日から1年以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。


  • 従来の方式1 従来の方式1
  • 従来の方式2 従来の方式2
  • 新技術(開発した分析方式)1 新技術(開発した分析方式)1
  • 新技術(開発した分析方式)2 新技術(開発した分析方式)2



トレンドワード
スキー
ひな祭り
ホワイトデー
卒業
東日本大震災