NECソリューションイノベータ株式会社


【報道資料】多忙な農業指導員の業務をICTで省力化する「果菜栽培向け営農指導支援システム」を販売開始



農家の収入増加に貢献する"攻め"の営農指導へ転換

営農指導プロセスにおける各システム機能

営農指導プロセスにおける各システム機能

2014年10月29日

NECソリューションイノベータは、多数の農家に栽培技術や経営の指導を行う営農指導員の業務を効率化し、果実や野菜の園地・農地での現場指導を充実させる「果菜栽培向け営農指導支援システム」を開発、農業協同組合や大規模農業生産法人に向け、本日より販売を開始します。
営農指導の現場では、農家が現地での生産指導を期待する一方、指導員は事務作業に時間をとられ、現地での指導時間を十分に確保できていないのが現状です。本システムは、味や見栄えなどの品質が売価に影響する果菜を対象とし、園地情報や生育状況、出荷評価データなど営農指導に必要な情報をクラウドで一元管理してデータを可視化。事務作業の効率化だけでなく、データを活用した生産指導も可能にし、“攻め”の営農指導への転換を実現します。

【背景】
NECソリューションイノベータは、農作物の中でも特に、消費者が味や見栄えを重視し、品質の向上が農家の収入増に直結する果菜類に着目。2009年よりミカンの露地栽培を対象に栽培支援システムを設計し、三重県や愛媛県などで産官学連携により実証実験を行ってきました。その中で、農業協同組合(以下、JA)や農家へのヒアリングを通し、営農指導における問題を把握。現状の営農指導では、栽培指導以外の事務処理に多大な工数がかかり、現場指導の時間を十分に確保できていないこと、また、指導内容も各指導員のスキルに依存し、品質向上に向けて安定した指導ができない状況であることが分かりました。あるミカン栽培の例では、指導員一人につき200件もの園地を担当し、現場指導希望が多い8月の1ヶ月の間、指導員が現場に行くことができたのは3日のみという状況が見受けられました。農林水産省の調査でも、生産者が今後最も強化して欲しいJAの事業は「農業技術や経営等の指導」、と回答した割合が最も高いという結果がでています(注1)。
NECソリューションイノベータは、“攻め”の農業を担う生産現場の強化に貢献すべく、この営農指導における課題に対して、指導員の事務作業を効率化し、品質向上に向けた生産指導を支援するためのシステムを開発。ミカン以外の他の果菜にも展開できる「営農指導支援システム」として、全国のJAや農業生産法人に向け、本日より販売を開始いたします。

【価格/事業目標】
本システムはテンプレートであり、SIを含めた個別見積もりとなります。
今後3年間で100団体への導入を目指します。

【システムの特長】
1.園地情報・生育情報の一元管理
これまで、紙帳票やExcel帳票など別々のデータとして管理していた園地情報、生育情報、環境情報、出荷評価データをクラウドで一元管理(注2)。これにより、園地に紐付いた様々な情報を経年で比較したり、サイズや品質など園地毎の生育状況の特性を比較したりするなど、営農指導のワークフローに合わせて、必要な時に必要な情報をすぐに検索・閲覧でき、現場での指導の充実を実現します。

2.営農指導情報の記録の省力化
指導員は、タブレット端末を用いて、園地での指導内容をその場で簡単に入力することが可能。また、広範囲に点在する園地を指導する場合でも、園地情報にGPS情報が紐付くため、入力の際の園地特定も容易に。指導記録や日報作成の事務作業の省力化を実現します。

3.果実成績表の提示と採果計画作成の支援(オプション対応)
生産指導を充実させる2つのオプション機能を提供
(1)「果実成績表」のレポート出力
サイズ、糖度、酸度、評価点などの果実品質について、出荷時や生育中の状況をグラフ化して表示。産地平均や栽培目標と比較して、園地毎や生産者毎の傾向を客観的に評価することを可能にします。

(2)採果計画の作成支援(注3)
各園地の生育状況の調査結果から、採果日と糖度・酸度の等級をパラメータとし、産地全体の等級別収穫量をシミュレーション。これにより、指導員は、農家毎に採果予定日や収穫量を計画することができ、精度の高い出荷目標管理を可能にします。

NECソリューションイノベータは、本システムを11月20日(木)、21日(金)に、東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」において展示する予定です。

農業や水産業を取り巻く課題は、このような生産現場の強化だけでなく、6次産業化など需要と供給をつなぐバリューチェーンの構築や、海外需要の取り込みなど多方面にわたります。NECソリューションイノベータは、本システムの他、水産養殖物の陸上での飼育をICTで支援する「NEC 養殖管理ポータル」など一次産業を支援するサービスを開発、これからも強い農林水産業づくりに貢献するソリューションを提供していきます。

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上

(注1)農林水産省「農業協同組合の経済事業に関する意識・意向調査結果」(平成25年12月26日公表)に基づく
(注2)園地情報・・園地の位置、所有者、栽培品目、収穫量など
    生育情報・・作物の糖度、サイズ、酸度など
    環境情報・・農地に設置した環境センサの収集情報やアメダスデータなど
    出荷評価データ・・出荷時の糖度、サイズ、酸度、評価点など
(注3)採果・・出荷に向けて果菜作物を収穫すること

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

<果菜栽培向け営農指導支援システムに関する情報>
http://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/einou/

<C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014に関する情報>
http://jpn.nec.com/uf-iexpo/

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECソリューションイノベータ 営業統括本部
電話:(06)6945-3410
E-Mail:agri-support@mls.necst.nec.co.jp

<本件に関する報道関係からのお問い合わせ先>
NECソリューションイノベータ 経営企画部 広報担当
E-Mail:press@nec-solotioninnovators.co.jp

関連URL:http://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20141029/index.html

※この記事は配信日から1年以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。


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  • 園地での入力イメージ 園地での入力イメージ


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