高野山大学


高野山大学大学院は心のケアのための「臨床宗教教養講座」を東京に開講します



臨床宗教教養講座イメージ写真

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2015年、高野山は開創1200年を迎えました。

これを機に、高野山大学大学院は東京に新しい講座を開設致します。

現代社会において、科学に基づくケアだけでは救えない心のケアは喫緊の課題です。2015年8月、高野山大学大学院は、そうした社会問題を解決するために、「布教を目的としない公共空間での心のケア」ができる人材を養成する『臨床宗教教養講座』を東京に開講致します。キャンパスは、高野山東京別院(高輪)、ハリウッド大学院大学(六本木)、ジーアップキャリアセンター(銀座)の3拠点を主に予定しています。

また、開講を記念して『「臨床宗教」の新地平 -スピリチュアルケアの最前線における宗教家の役割 - 』と題しまして、7月25日に六本木ヒルズにて参加無料の開講記念イベントを開催致します。

【臨床宗教とは】

東日本大震災や突発的事故などで傷ついた方への心身のケアには専門的見地からのさまざまな支援が行われています。現代科学に基づくケアもさることながら、それだけでは救えない精神的な領域のケアに、宗教者がいかに関わっていくかが、大きな課題となっています。そうした課題を解決するのが「臨床宗教」の役割です。

■本コースの学びの特徴

1.「布教を目的としない公共空間での心のケア」を学びます。

2. 宗教学的な視点とともに科学的な視点からも心のケアを学びます。

3. 人生の中のあらゆるステージの、あらゆる場面で必要とされる心のケアのスキルを習得します。

4. 実践経験豊富な第一線で活躍する教員により、最先端で実践的な講義を提供します。

5. 本講座において必要な領域を履修することで、認定資格「臨床宗教師」「スピリチュアルケア師」が取得できます。(申請中)

6. 原則として週3日の集中講義、集中実習で講義を進めます。


■臨床宗教教養講座 大学公式サイト

http://www.koyasan-u.ac.jp/notice/event/detail/66

■臨床宗教教養講座 特設サイト

http://koyasan.university/

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【臨床宗教教養講座開講記念イベント】

「臨床宗教」の新地平
−スピリチュアルケアの最前線における宗教家の役割−

■日時
平成27年7月25日(土)13時〜16時

■場所
六本木ヒルズ ハリウッドプラザ5階 ハリウッド大学院ホール

■開講挨拶

高野山大学学長
藤田 光寛

ハリウッド大学院大学
山中 祥弘

■講演題目

大下 大圓「いのち輝くとき -人の根源に関わるケア-」

名越 康文「密教と心の技法」

保坂 隆「一体どうやってがんを乗り越えればいいのか!?」

講師
大下 大圓
高野山大学客員教授

1954年、飛騨に生まれる。千光寺で出家する。高野山大学文学部仏教学科卒業。岐阜大学教育学部研究生終了。スリランカ国ビドゥヤランカ仏教学院修行留学(テーラヴァダー得度コース)京都大学こころの未来研究センター研修員修了(瞑想療法、臨床瞑想法研究)

名越 康文
高野山大学客員教授

1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。

保坂 隆
聖路加国際大学臨床教授
聖路加国際病院精神腫瘍科部長
高野山大学大学院修了

1952年山梨県生まれ。聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授(精神医学)を経て現職。

■座談会

進行
大下大圓先生

名越康文先生・保坂隆先生・山中祥弘先生 3名によるトーク

■定員 500名 ※定員になり次第締め切り

■受講料 無料

■臨床宗教教養講座開講記念イベント 大学公式サイト

http://www.koyasan-u.ac.jp/notice/event/detail/69

■臨床宗教教養講座開講記念イベント 予約サイト

https://coubic.com/koyasan_univ/227567

■お問い合わせ 高野山大学 東京事務所 050-3772-5612

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【学業界からのメッセージ】

◆「臨床宗教師」の社会実装

東北大学教授(実践宗教学寄附講座主任)鈴木 岩弓

 東日本大震災後の被災者支援を契機に、東北大学では実践宗教学寄附講座を設置して「臨床宗教師」を養成してきました。「臨床宗教師」とは、自分の宗教に宗教者として片足をおきながら、異宗派異教徒にも寄り添って、布教目的ではなく心のケアができる高度専門職業人のことです。今回、高野山大学で臨床宗教教養講座がスタートし、そうした流れの中でご一緒できますことは大変悦ばしいことです。超高齢多死社会のわが国において期待される「臨床宗教師」養成の道を、協力しあって共に歩んでいきましょう。

◆時宜にかなった開講

東京大学名誉教授・上智大学グリーフケア研究所所長 島薗 進

 医療やケアの場で宗教の働きが見直されてきている。病院や介護施設にスピリチュアルケアを行う専門家がいない。地域で苦しみや悲しみに心閉ざされた人、孤立している人に寄り添う宗教者がいない。それを何とも思わなかったのは地域や親族の縁があったからだ。ところが、地縁・血縁がだいぶ希薄化し、他方、宗教に対する人々の敬意が蘇ってきている。いよいよ宗教系大学でスピリチュアルケアを学ぶときが来たようだ。

◆心理臨床からスピリチュアルケア実践へ

放送大学名誉教授・臨床心理士 滝口 俊子

 スピリチュアリティ・たましい・宗教性・超越など、現代を生きる私たちが想い巡らせざるテーマを、心理臨床実践のなかで考え続けてきました。老いも若きも、男性も女性も、今こそ、この課題に取り組むことが必要なのではないでしょうか。そのために最も大切なのは、共に学び考え合う仲間だと思います。高野山大学大学院臨床宗教教養講座の開設を、こころからお祝い申し上げます。

◆美は魂の輝き

学校法人メイ・ウシヤマ学園 理事長 ハリウッド大学院大学学長 山中 祥弘

 日本は物の豊かさから心の豊かさを求める時代となりました。同様、美容は外面美から内面美を求めるマインドビューティ時代となり、リラクゼーション、ヒーリング、ホスピタリティ等が多く語られるようになりました。 高野山大学と連携の「スピリチュアルコース」は人々を魂の輝く美的人生へ導くことができると期待しています。人を美しく幸せにする美の天使を育てて90年を迎える本学園の記念となります。

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【スピリチュアルケアの専門性が求められる時代に】

 WHO(世界保健機関)の健康定義憲章の検討を背景として、2007年に日本スピリチュアルケア学会(日野原重明理事長)が創設されました。学会では「スピリチュアルケアの学術的・学際的研究およびその発表と実践とを通して、スピリチュアルケアを含む全人格的なケアが社会のあらゆる場面で実践されるよう推進する」という目的のもとに医療、看護、教育、福祉などの現場で活躍できるように、スピリチュアルケアの専門家「スピリチュアルケア師」(認定、専門、指導の三種)の認定制度をはじめています。

 また東日本大震災や突発的事故などで傷ついた方への心身のケアには専門的見地からのさまざまな支援が行われています。現代科学に基づくケアもさることながら、それだけでは救えない精神的な支援が重要な課題でもあります。そこでは臨床宗教という「布教を目的としない公共空間での心のケア」が要請され、いち早く東北大学が実践宗教学講座で臨床宗教師の養成プログラムを開始し、全国的な広がりをみせています。

【臨床宗教とスピリチュアルケアの可能性】

 臨床宗教とは科学と宗教が二極化することなく双方の特性を活かして、ケアを必要とされる人々に提供するものです。それは実践的には「公共空間において布教を目的としないで、こころのケアをする宗教家(人材)」の活動です。

 高野山大学では、2006年にスピリチュアルケア学科を立ち上げて、我が国では最も早く大学教育を開始し、先駆的な役割を果たしました。2014年には大阪大学の施設を活用して大阪サテライト校での「スピリチュアルケアコース」を開始し、多くの医療者や心理関係者が熱心にスピリチュアルケアを学んでいます。そして、本年から東京サテライト校において、大学院レベルにおいて、臨床宗教とスピリチュアルケアのエキスパートを養成することを目指します。

【学びやすい大学院レベルの社会人コース】

 臨床宗教教養講座はもっとも新しい理論をもって、伝統の業(わざ)を現代社会に提供するものです。1200年の伝統文化をもつ高野山のスピリチュアリティには、密教、仏教のゆるぎない思索と実践行が包摂され、時代の荒波を越えて、今日まで継承されてきました。

 伝統文化の叡智に加えて、近代の臨床心理学や宗教心理学、スピリチュアルケア論、さらには対人援助技術論、福祉論などの学びによって、現代社会の課題に対応できる人材育成が期待されているのです。
 赤ちゃんから青年期、社会に適応する成人期、そして老年期のという人生の課題に答えて臨床宗教は大きな役割と機能を創出することでしょう。

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【高野山大学大学院 臨床宗教講座募集要項】

■募集人数
40名

■履修期間
1年(平成27年9月1日~翌年7月末終了)

■出願資格
本学大学院通信課程正科在籍者
本学大学院修士課程修了者(通信制含む)
他大学大学院修了者
大学卒業者

■出願期間
平成27年6月29日(月)~平成27年7月17日(金)※締切日必着

■選考・発表
<書類選考:一次>
書類選考結果通知 平成27年7月23日(木)
※メールと郵送にて選考結果を通知します。

<面接日:二次>
平成27年7月30日(木)・31日(金)
※面接時間・場所は個人宛にメールで通知します。

<面接選考結果通知>
平成27年8月3日(月)

<手続期間>
平成27年8月3日(月)~8月19日(水)

<開講式・オリエンテーション>
平成27年8月28日(金) 高野山東京別院を予定

■願書提出先

〒648-0280
和歌山県伊都郡高野町高野山385
高野山大学大学院 教養講座受講受付係

■講座に関するお問合わせ先

高野山大学大学院 教養講座受講受付係
電話番号Tel.0736-56-5027


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本プレスリリースに関するお問合せ先

高野山大学企画課:0736-56-5445

※この記事は配信日から1年以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。


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