学校法人近畿大学


文部科学省「平成28年度私立大学研究ブランディング事業」に「バイオコークス」のブランディング事業が選定 植物性廃棄物から作る次世代バイオ固形燃料で世界のエネルギー資源枯渇を防ぐ



次世代バイオ固形燃料「バイオコークス」

次世代バイオ固形燃料「バイオコークス」

近畿大学(大阪府東大阪市)が開発した次世代バイオ固形燃料「バイオコークス」研究における「世界のエネルギー資源の礎となる近大バイオコークスのブランディング」事業が、平成28年(2016年)11月22日(火)、文部科学省が進める「平成28年度私立大学研究ブランディング事業」に選定されました。

【本件のポイント】
●植物性廃棄物等のバイオマス資源から製造する次世代固形燃料「バイオコークス」がクロマグロの完全養殖による食資源の保全に続き、世界のエネルギー資源枯渇を防ぐ全学を代表する一研究となることを目指す
●未利用バイオマス資源を活用した地域循環型社会の構築から、アジアにおける大規模なエネルギーの代替、次世代エネルギーに関する教育まで、幅広いテーマに取り組む

【本件の概要】
文部科学省は、私立大学が持つ独自性の強化とこれによる多様性の発揮を目的として、全学的な独自色を大きく打ち出す研究に取り組む私立大学・私立短期大学に対し、経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援する「私立大学研究ブランディング事業」を今年から実施。全国198大学からの申請のうち、本学を含む40大学の事業を選定しました。
今回選定された次世代バイオ固形燃料「バイオコークス」研究における「世界のエネルギー資源の礎となる近大バイオコークスのブランディング」事業では、国内外の未利用バイオマス資源を活用して、地域の商店や中小企業との産学連携による地域循環型社会の構築という比較的小・中規模のものから、アジアを中心とした世界における石炭・石炭コークスの代替検証という大規模なものまで、幅広い4つのブランディングテーマに取り組みます。
今後、事業期間である平成32年(2020年)までの5年間、エネルギー資源の枯渇問題に対する実際的な解決を行い、本研究がクロマグロの完全養殖による「近大マグロ」ブランドの創出に続いて、本学の実学精神を体現する全学的な一研究に成長するためのブランディングに取り組んでいきます。

【本学が取り組む4つのブランディングテーマ】
1.地産地消を支える近大バイオコークスのブランディング(Local-Local Branding:LLB)
商店、企業等の連携を進め、地域に点在する廃棄・未利用バイオマス資源の用途を見据えた小規模でのバイオコークス活用のための検証を行い、それらの資源による地域活性化の可能性調査や普及・教育活動を行います。

2.地域循環型社会を支える近大バイオコークスのブランディング(Local-Circulation Branding:LCB)
国内において産官学等で連携を進め、地域に潜在する廃棄・未利用バイオマス資源の用途を見据えた中規模でのバイオコークス活用のための検証を行い、地域循環可能性を検討し、普及・教育活動を行います。

3.エネルギー基盤を支える近大バイオコークスのブランディング(Energy-Basement Branding:EBB)
国内・海外で幅広く連携を進めながら、国家レベルでの比較的大規模なバイオマス資源に着目し、特に、ASEAN、ブラジルなどとの連携により、石炭/石炭コークスに代替できるバイオコークスの検証を行い、世界へ普及・標準に向けた取り組みを行います。そして、全世界から本学の理念に基づく学生・研究者を募り、エネルギー教育を行い、世界に送り出すことを目指します。

4.親しめるデザインによる近大バイオコークスのブランディング(Friendly-Design Branding:FDB)
新しいエネルギーでありながら、製鉄や鋳造用である石炭/石炭コークスと同様に一般的に親しみがないバイオコークスを手に取り、親しみを感じるソフトなイメージを造り出すための活動を行います。本学が持つデザイン力を生かし、エネルギーへの関心を高める活動を世間一般に普及・教育活動に繋げていきます。

【次世代バイオ固形燃料「バイオコークス」】
バイオコークスは、近畿大学バイオコークス研究所所長・教授 井田民男が、平成17年(2005年)に開発した次世代のバイオ固形燃料です。工場などから大量に排出・廃棄される木くずや茶かすなどのあらゆるほぼ全ての光合成由来バイオマスから製造可能で、製鉄・鋳造炉で燃料として使われる石炭コークスの代替燃料となります。
バイオコークスには、「原料の100%を活用できる(製造時に新たな廃棄物が出ない=ゼロ・エミッション)」、「石炭コークスよりCO2排出量を削減できる(植物由来のため排出量はゼロカウント)」、「食糧や飼料を原料として消費せずに済む(ほぼすべての植物由来廃棄物が原料になる)」という3つの特徴があります。現在、石炭コークスの代替だけでなく、家庭用燃料を含む、さまざまな用途での活用が期待されています。環境負荷を低減する新しいエネルギーとして期待されています。
平成24年(2012年)に「平成23年度新エネ大賞資源エネルギー庁長官賞」を受賞。平成26年(2014年)3月には、大阪ガスエンジニアリングと共同で、マレーシアにおける2年間の生産実証導入試験を開始するなど、多くの成果をあげてきました。

【関連リンク】
バイオコークス研究所 教授 井田 民男(イダ タミオ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/933-ida-tamio.html

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/bio-coke/


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