学校法人近畿大学


ドイツからロバート・グロッセ教授ほか、世界的なアクチン研究者を招いてHFSPキックオフシンポジウムを開催 1月26日(木)近畿大学和歌山キャンパスにて



シンポジウムのポスター

シンポジウムのポスター

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、平成29年(2017年)1月26日(木)、和歌山キャンパスにて、HFSP(Human Frontier Science Program=ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム)キックオフシンポジウムを開催します。

【本件のポイント】
●世界的なアクチン研究者らを招き、生物学研究者向けの講演を実施
●細胞の生存に必須なタンパク質であるアクチンの新機能について、最先端の研究を紹介
●生物理工学部遺伝子工学科 宮本圭講師が、国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラムのプログラムグラントを受賞したことをうけて、本シンポジウムを開催

【本件の概要】
近畿大学生物理工学部遺伝子工学科 宮本圭講師が、ドイツのマーブルク大学、イギリスのブリストル大学と共同で、国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラムのプログラムグラントを受賞したことをうけ、このたび和歌山キャンパスにて、ドイツのロバート・グロッセ教授をはじめとする研究者らを招き、様々な生命現象の維持に必須なタンパク質であるアクチンの新機能について、最先端の研究を紹介するシンポジウムを開催します。

■日時:平成29年(2017年)1月26日(金)13:00~17:30
■会場:近畿大学生物理工学部 2号館1階153教室
    (和歌山県紀の川市西三谷930、JR阪和線紀伊駅からバスで約25分)
■対象:生物学研究者等
    ※講演言語は英語となります。

【HFSP(ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム)とは】
HFSPとは、昭和62年(1987年)のヴェネチア・サミットにおいて、日本政府によって提唱された国際プロジェクトで、生体が持つ精妙かつ優れた機能の解明を中心とする基礎研究を国際的に共同して推進し、その成果を広く人類全体の利益に供することを目的としています。世界の科学者が対象で「学際性」・「国際性」が重視されます。

【生物理工学部遺伝子工学科講師 宮本圭の受賞研究について】
今回、宮本講師が受賞したプログラムグラントは非常に競争率が高く、国際的に高評価を受けた名誉ある賞とされています。宮本講師の受賞研究は「細胞核内におけるアクチン重合化の役割を解明する」。アクチンは、細胞を形作る細胞骨格の構成成分として有名なタンパク質ですが、核内にも存在し機能していることから、その核内アクチンの役割の全容解明をめざし、多角的な側面から核内アクチンの機能を調べるものです。

【講演スケジュール】
13:00-13:15 開会の辞 宮本 圭(近畿大学 講師)
        「History and recent progress on revealing roles of nuclear actin」
        (核アクチンの歴史と最新の知見について)
13:15-13:50 講演 Robert Grosse(ロバート・グロッセ)教授(ドイツ・マーバーグ大学)
        「Structure and function of dynamic nuclear actin filament assembly」
        (重合化核アクチンの構造とその機能)
13:50-14:25 講演 吉村 成弘氏(京都大学 准教授)
        「live-cell analysis of actin dynamics by fast-scanning atomic force microscope」
        (高速原子間力顕微鏡を用いたアクチンの細胞内動態解析)
14:25-14:50 コーヒーブレイク
14:50-15:25 講演 原田 昌彦氏(東北大学 准教授)
        「Roles of actin and actin-related proteins in chromatin and nuclear organization」
        (アクチンとアクチン関連タンパク質によるクロマチン・核機能構造形成)
15:25-16:00 講演 大隅 圭太氏(名古屋大学 教授)
        「Chromatin tethering to the nuclear envelope by nuclear actin filaments
         : a novel role of the actin cytoskeleton in the Xenopus blastula」
        (核アクチンによるクロマチンの核膜への結合維持
         :ツメガエル胞胚におけるアクチン細胞骨格の新規機能)
16:00-16:35 講演 升井 伸治氏(京都大学 特定講師)
        「Actin-Srf pathway destabilizes cell identity」
        (アクチンーSRF経路が細胞らしさを失わせる)
16:35-16:45 閉会の辞
16:45-17:30 グループ写真、研究討論

【講師プロフィール】
宮本 圭(みやもと けい)
所属:近畿大学 生物理工学部 遺伝子工学科 講師
学位:博士(農学)(京都大学)
主な研究テーマ:生殖細胞における細胞核のリプログラミング機構解明

Robert Grosse(ロバート・グロッセ)氏
所属:ドイツ・マーバーグ大学 薬学部長 教授学位:PhD, MD
主な研究テーマ:
1.Rho-GTPases and actin dynamics in cancer cell invasion
  (癌細胞浸潤におけるRho-GTPaseとアクチンの役割)
2.function of formin proteins in cell and tissue behavior (細胞や組織におけるForminタンパク質の役割)
3.nuclear actin nucleation and polymerization by formins (Forminによる核アクチンの重合化)

吉村 成弘(よしむら しげひろ)氏
所属:京都大学大学院 生命科学研究科 分子情報解析学分野 准教授
学位:博士(人間・環境学)(京都大学)
主な研究テーマ:核膜孔を介した物質輸送に関する基礎と応用研究

原田 昌彦(はらた まさひこ)氏
所属:東北大学大学院農学研究科 応用生命科学専攻分子生物学分野 准教授
学位:博士(農学)(東北大学)
主な研究テーマ:クロマチン・細胞核の分子生物学

大隅 圭太(おおすみ けいた)氏
所属:名古屋大学 大学院理学研究科 生命理学専攻分子遺伝学講座 卵細胞生物学グループ 教授
学位:理学博士
主な研究テーマ:卵表層の機能・構造制御の研究

升井 伸治(ますい しんじ)氏
所属:京都大学 iPS細胞研究所 未来生命科学開拓部門 特定講師
学位:博士(理学)(東京大学)
主な研究テーマ:転写因子の働きに注目し、細胞分化の原理を解明する

【関連リンク】
生物理工学部遺伝子工学科 講師 宮本 圭(ミヤモト ケイ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1353-miyamoto-kei.html

関連URL:http://www.waka.kindai.ac.jp/

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