学校法人近畿大学


アメリカ、イギリス、ラオス、日本の第一線で活躍する研究者を招いてフェアトレードに関する国際シンポジウムを開催



フェアトレード・ルイボス茶の生産の様子

フェアトレード・ルイボス茶の生産の様子

近畿大学農学部(奈良県奈良市)環境管理学科教授の池上甲一らは、平成29年(2017年)2月4日(土)~5日(日)の2日間、キャンパスプラザ京都(京都駅前)にて、フェアトレードに関する国際シンポジウムを開催します。

【本件のポイント】
●世界の貧困問題をフェアトレードはいかに乗り越えるか、経済的・社会的・環境的効果を実証的・理論的に解明
●アメリカ、イギリス、ラオス、日本の第一線で活躍する研究者が、最新の情報を交えて報告
●貧困問題やフェアトレードに関心のある方に最新の知見を紹介し、学びのきっかけを創出

【本件の概要】
発展途上国で作られた作物や製品を、適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支えるフェアトレードは、日本でも身近なものになりつつあります。しかし、それが実際にどういう効果を生み出しているのかは、あまり知られていません。本シンポジウムでは、貧困問題の有力なビジネス・モデルとして世界中に広がっているフェアトレードの効果について、本分野において国内外の第一線で活躍する研究者が報告します。
また、貧困問題は格差の拡大を伴いながらますます深刻化していますが、これは経済的要因だけでなく、社会的要因や環境的要因にも大きく左右されています。その様々な要因に、フェアトレードがもたらす効果の現れ方や評価の仕方を、中南米、アジア、アフリカの事例に基づいて議論するほか、「フェア」な価格を支払う消費者に与えるフェアトレードの効果についてもあわせて議論します。

■日時:平成29年2月4日(土)13:00~17:00(開場 12:30)
         2月5日(日) 9 :00~17:00(開場  8:30)
■場所:キャンパスプラザ京都 2階 第1会議室
    (京都市下京区、JR琵琶湖線「京都駅」から徒歩約2分)
■対象:関心のある方はどなたでも参加できます(入場無料、申込み不要、定員50人)
■主催:日本学術振興会・科学研究費助成事業「フェアトレードによるインパクトの地域間比較:徳の経済を念頭に」プロジェクト 代表 池上 甲一(近畿大学農学部教授)

【日本学術振興会・科学研究費助成事業「フェアトレードによるインパクトの地域間比較:徳の経済を念頭に」プロジェクトについて】
日本学術振興会・科学研究費助成事業として行われている本研究は、フェアトレードの効果を測定するための考え方と手法の確立を目指し、とくに地域間比較を行えるような分析枠組みと評価手法の開発を目指すものです。
消費者・事業者に対してもフェアトレードのインパクトが存在すると考えること、生産者については直接的経済効果だけでなく、教育などの非経済的効果、さらには社会関係などの間接的効果も捉えられるようにすること、消費者・事業者については「責任ある消費・購入」を主な指標とすることをポイントとしています。

研究代表者:池上 甲一(いけがみ こういち)
所属:近畿大学 農学部 環境管理学科 教授
学位:博士(農学)
専門:環境政策学 農業社会経済学

【スケジュール】
2月4日(土)
13:00~13:30 講演 池上 甲一(いけがみ こういち)(近畿大学 教授)
        「Purpose of the Symposium/How to Evaluate Fairtrade Impacts」
        (シンポジウムの目的とフェアトレードによるインパクトの評価方法)
13:30~14:10 講演 Bob Doherty(University of York、英国)
        「Impacts of Fairtrade」(フェアトレードのインパクト)
14:10~14:40 議論
15:00~15:40 講演 鈴木 紀(すずき もとい)氏(国立民族学博物館)
        「Transformation of Ethical Sourcing and its impact on Producers:a Case of Cacao Production in Belize」
        (倫理的調達の変容と生産者に与えるその影響:ベリーズにおけるカカオ生産の事例)
15:40~16:20 講演 Sarah Lyon 氏 (University of Kentucky、米国)
        「Half the Harvest: Can Fairtrade Help Close the Gender Asset Gap among the World’s Coffee Producers?」
        (道半ばのフェアトレード:フェアトレードは世界のコーヒー生産者の財産をめぐるジェンダー格差を縮小できるか?)
16:20~17:00 議論

2月5日(日)
9 :00~ 9 :40 講演 Saithong PHOMMAVONG 氏(National University of Laos、ラオス)
        「The fair trade of coffee production cooperative in rural southern Laos in terms of the social and economic development"」
        (ラオス南部農村のフェアトレードコーヒー生産協同組合:社会経済的発展の観点から)
9 :40~10:20 講演 箕曲 在弘(みのお ありひろ)氏(東洋大学 講師)
        「An Overview of Economic Impacts on the Fairtrade Artisans: From the Outcome of Household Survey to the Handicraft Artisans of Mitra Bali in Indonesia」
        (フェアトレードによる手工芸品生産者への経済的影響:インドネシア・ミトラバリ組合の家計調査結果)
10:20~11:00 講演 鶴田 格(つるた ただす)(近畿大学 教授)
        「Development Process of Fair Trade of Organic Jasmine Rice, Central Thailand」
        (中部タイにおけるフェアトレードの有機ジャスミン米の発展過程)
11:00~11:40 議論
13:00~13:40 講演 牧田 りえ(まきた りえ)氏(学習院大学 教授)
        「Possibilities of taking advantage of Fair Trade certification for natural resource management」
        (自然資源管理に果たすフェアトレード認証の可能性)
13:40~14:20 講演 山尾 政博(やまお まさひろ)氏(広島大学 教授)
        「Expansion of Food Safety Certificate and Its Impact to Fair Trade Consumers are concerned about "Process Conformity"」
        (食品安全の認証システムとフェアトレードへの影響:加工の適合性を巡る消費者の関心)
15:00~15:40 講演 Keith Brown 氏 (Saint Joseph's University、米国)
        「Is Fair Trade worth it?: American consumers' search for status through shopping」
        (「フェアトレード」はフェアトレードに値するか:米国消費者の買い物調査から)
15:40~16:30 議論
16:30~17:00 まとめ

【関連リンク】
農学部環境管理学科 教授 池上 甲一(イケガミ コウイチ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/140-ikegami-kouichi.html

農学部環境管理学科 教授 鶴田 格(ツルタ タダス)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/14-tsuruta-tadasu.html

関連URL:http://nara-kindai.unv.jp/


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