学校法人近畿大学


アンスリウムが小学生の門出をお祝い 復興の地・福島県川俣町にて新施肥技術で栽培



ビニールハウスで栽培されるアンスリウム

ビニールハウスで栽培されるアンスリウム

近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成30年(2018年)3月23日(金)に、「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」の一環として、観葉植物アンスリウムを川俣町立福田小学校の卒業式に会場に飾り、また花束にして卒業生に贈呈します。このアンスリウムは、新日本空調株式会社と共同で研究開発した、空気中の二酸化炭素濃度をコントロールする「二酸化炭素(CO2)施肥(せひ)制御技術」で栽培されました。

【本件のポイント】
●近畿大学と包括連携協定を締結している福島県川俣町で実施する復興支援活動の成果
●近畿大学と新日本空調株式会社が共同で研究開発した「二酸化炭素(CO2)施肥制御技術」で試験栽培したアンスリウムを、川俣町立福田小学校の卒業生に送る
●児童自身が定植した植物を卒業式会場に飾ることで、地元での植物栽培への知識と関心を高める

【本件の概要】
近畿大学は「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」の一環として、平成25年(2013年)に川俣町にビニールハウスを設置し、農学部農業生産科学科教授 林孝洋を中心に、町の特産品化を目指したアンスリウムの栽培支援と研究を行なっています。
この度、新日本空調株式会社(本社:東京都)と共同で研究開発中の、光や空気中の二酸化炭素濃度をコントロールし、植物の生長を促進する「二酸化炭素(CO2)施肥制御技術」により試験栽培したアンスリウムを、川俣町立福田小学校の卒業式の会場に飾り、また花束にして卒業生に贈呈し、卒業生の門出を祝います。このアンスリウムは近畿大学の出前授業の一環として、平成29年(2017年)11月に、同校の在校生を対象に実施した定植体験で児童自身が育てたものです。

■日時:平成30年(2018年)3月23日(金)10:00~11:00
■場所:川俣町立福田小学校(福島県伊達郡川俣町羽田山ノ坊15)

【本件の背景】
近畿大学は、「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」の一環として、平成25年(2013年)に川俣町内にビニールハウスを設置し、農業の復興と振興を目的とした研究・提案を行ってきました。
その中で、野菜や観賞用植物栽培にポリエステル培地を使うことが、高品質な作物の生産と風評被害の払拭につながることを確認。特にアンスリウムについては、国内産の流通が少なく年間を通して頻繁に出荷できる点で、原発事故の影響を受けた川俣町の農業振興策に有望であると考え、試験栽培を続けてきました。
今回収穫するアンスリウムは、近畿大学と新日本空調株式会社が共同で研究開発している「二酸化炭素(CO2)施肥制御技術」により栽培されたものです。

【アンスリウムとは】
色鮮やかで美しいハート型の花(正確には仏炎苞)と葉を持ち、プラスチックのような光沢を放つ質感が個性的な、サトイモ科ベニウチワ属の多年草の総称です。
園芸品種は花持ちが一カ月以上と長いことから切花としても人気があり、鉢植えも同様に長持ちします。
西インド諸島~熱帯アメリカ原産ですが、現在国内で流通しているものの多くは台湾など海外からの輸入品です。

【「二酸化炭素(CO2)施肥制御技術」とは】
近畿大学と新日本空調株式会社が共同研究により開発した植物促成栽培技術で、光環境、温度、湿度、風速、飽差(同一温度の飽和水蒸気量と実際の水蒸気量の差[g/m3])に加え、光や空気中の二酸化炭素濃度をコントロールし植物の生長を促進させる技術です。
近年は、気候変動や地球温暖化が及ぼす露地栽培の生育安定性の低下や、出荷時期、品質、収量への影響が問題となっていますが、本技術の活用によって、こうした外部環境に影響されることのない良好な生育環境下での効率的な作物栽培が期待できます。

【“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト 活動概要】
近畿大学が、14学部48学科を擁する総合大学としての研究力を生かし、東日本大震災に伴う原発事故に伴って一部が計画的避難区域に指定された川俣町の早期復興を、総力を挙げて支援するプロジェクトです。
近畿大学教員が提案した復興支援策について、(1)・産業・町づくり振興支援、(2)除染推進支援、(3)健康・心身ケア支援、(4)放射線・放射能測定支援の4グループに分け、川俣町民の意向を取り入れつつ、平成25年(2013年)5月から本格的に始動しました。
なお、近畿大学は福島県川俣町から「震災復興アドバイザー」を委嘱されており、平成29年(2017年)5月に包括連携協定を締結しています。

【新日本空調株式会社 概要】
■代表取締役社長:夏井 博史
■本社所在地  :〒103-0007 東京都中央区日本橋2-31-1 浜町センタービル
■資  本  金:51億5,860万円
■従 業 員 数:単体:1,067名/連結:1,556名(平成29年9月30日現在)
■沿革・事業内容:
昭和5年(1930年)に当社の前身である「東洋キヤリア工業」が誕生して以来、「技術のキヤリア」との呼び声も高く、世界を席巻した高い技術とパイオニア精神は現在まで脈々と受け継がれています。空調を核としつつ、電気、衛生、自動・計装、防災、建築内装等、設備全般にワンストップで取り組む総合エンジニアリングのリーディングカンパニーである当社グループは、「豊かな環境の創造」「人々との信頼関係の尊重」「社会への貢献」を経営の基本方針として掲げ、活動しています。

【関連リンク】
農学部農業生産科学科 教授 林 孝洋(ハヤシ タカヒロ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/149-hayashi-takahiro.html

“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/social-activity/earthquake-east-japan/all-kindai.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/


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