学校法人近畿大学


「なら近大農法」内覧会を開催 「農の入口」モデル事業で奈良県内の農業担い手育成を目指して



「農の入口」モデル事業の覚書取交わしの様子

「農の入口」モデル事業の覚書取交わしの様子

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、平成30年(2018年)4月20日(金)にユニバーサル農法(ローテク)とICT農法(ハイテク)を利用した「なら近大農法」の内覧会を開催します。
平成29年(2017年)9月に奈良県と覚書を取り交わした「農の入口」モデル事業の実践の場として「なら近大農法」に対応した圃場見学会と、農学部農業生産科学科教授の林 孝洋、野々村 照雄による概要説明を行います。

【本件のポイント】
●「なら近大農法」の実用化で、農業参入を容易にし、農業の担い手の増加を図る
●ICT技術導入による自動化で安定した所得確保が可能な農業の実現を目指す
●学生に最新の農業について実践の場を提供し、次世代農業の担い手を育成

【本件の概要】
平成28年(2016年)9月に近畿大学は奈良県と包括的連携協定を締結しました。また、平成29年(2017年)9月には近畿大学農学部は奈良県と「農の入口」モデル事業に関する覚書を取り交わしています。本事業では、農業参入に関心のある学生を対象に円滑な就農を支援できるモデルづくりを行うため、近隣農地または農学部内に実践圃場を設置し、ユニバーサル農法(ローテク)とICT農法(ハイテク)を利用した「なら近大農法」の確立を目指しています。今後、「なら近大農法」を奈良県内の各地に展開し、実用化を図ることで奈良県の若者をはじめとした農業初心者だけでなく、女性や高齢者、障がい者等による農業参入を容易にし、農業を担う人材の育成に努めていきます。

■日  時:平成30年(2018年)4月20日(金)10:00~11:30
■会  場:近畿大学奈良キャンパス
      (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
■対  象:奈良県内の農業新規参入者、農業経営者
■申込方法:メールでお申し込みください。(当日参加も可能)
      近畿大学農学部事務部 E-mail:nou_koho@ml.kindai.ac.jp
■お問合せ:近畿大学農学部事務部 TEL(0742)43-1639

【プログラム】
(1)挨拶 近畿大学農学部長 重岡成
(2)「なら近大農法」の概要説明 近畿大学農業生産科学科 教授 林 孝洋、野々村 照雄
(3)ユニバーサル農法及びICT農法を利用した実践圃場 見学:近畿大学隣接圃場
※ユニバーサル農法は追分梅林圃場(奈良市中町)に設置していますが、内覧会では近畿大学隣接圃場に仮設展示します。希望者があれば、終了後に現地へご案内します。

【なら近大農法について】
「ユニバーサル農法(ローテク)」と「ICT農法(ハイテク)」を組み合わせることによって、農家の作業負担の軽減と所得の安定化を図ります。また、若者をはじめとした農業初心者だけでなく、女性や高齢者、障がい者等に対しても農業参入を容易にすることを目指します。

ユニバーサル農法(ローテク)による作業負担の軽減と栽培の安定化
土の代わりとして、軽量な古着等の繊維で作ったポリエステル媒地を利用することで、作業負担が軽減します。また、ポリエステル媒地は一般的な土壌と異なり、長期間において物理性や化学性が変化しないので、栽培法のマニュアル化による安定生産が可能となります。

ICT農法(ハイテク)による農業の自動化と収益確保
農業は個人の経験や勘に頼ることが多く、所得確保の不安定さが問題とされていますが、農作物の栽培に必要な温度調整など管理機能にICTを導入することによって農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易に栽培管理が可能となります。
装置本体は、土壌センサーと日照センサーと連動しており、その情報をコンピューター解析し、作物に水分と液肥を自動的に供給します。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどで遠隔地でもデータを確認することができるようになります。一方、ハウス側窓の自動巻上げ機は温度センサーと連動して、ハウス内の温度をほぼ一定に保つため、自動的に開閉が行われます。このような完全自動化肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減、水や液肥の低減が可能となり、収穫量の増加と品質の安定化へと繋がることが期待されます。このICT農法と高収益作物の導入により安定した所得確保を実現します。
さらに、農作物については栽培管理や肥培管理のほかに、病害虫管理および高付加価値品種の開発などを行うとともに、収穫物については食感、匂いなどの嗜好性の調査や機能性成分の分析などを行います。また、咀嚼力の低下した高齢者や生食の苦手な人が手軽に栄養摂取できる加工品(シャーベット、ジェラート等)へと転換する6次産業化を目指すことができます。

【関連リンク】
農学部バイオサイエンス学科 教授 重岡 成(シゲオカ シゲル)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/325-shigeoka-shigeru.html

農学部農業生産科学科 教授 林 孝洋(ハヤシ タカヒロ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/149-hayashi-takahiro.html

農学部農業生産科学科 教授 野々村 照雄(ノノムラ テルオ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/agriculture/


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