株式会社サン・フレア
(2007年02月21日 15時00分)
株式会社サン・フレア(本社所在地 東京都新宿区四谷/代表取締役 笹井 紘幸/資本金1億2,750万円)は、弊社のWebに『WEBマガジン出版翻訳』を創刊しました。
この電子雑誌は、翻訳の講義『翻訳玉手箱』、エッセー『翻訳の現場から』、さまざまな人が推薦する『おすすめ図書』で構成されています。
翻訳の講義『翻訳玉手箱』は、プロの翻訳者を志す人のために、藤岡啓介氏が長年培ってきた翻訳の知識、ノウハウを余すところなく披瀝し、翻訳のあるべき姿を浮き彫りにしていきます。ウィルキー・コリンズ『ミスター・リズモアと未亡人』をテキストに使っています。あらかじめWebからダウンロードして、翻訳をしておき、講義内容と比較検討しながら学習を進めると効果的です。
・「これが翻訳への環境づくり ― 翻訳の鑑賞力を培う」
・「これが翻訳者に求められる資質―翻訳は個性の表現」
・「これが翻訳者の自己鍛錬―問われるのは日本語の語彙と表現力」
・「これが翻訳書出版のあり方―翻訳者と編集者の共同作業で良書が生まれる」
を主題に掲げて、連載方式で講義をしていきます。購読は完全無料ですので、またとないこの機会に、多くの方々が講義を受けられ、高度な技量を身につけられることをお勧めいたします。
エッセー『翻訳の現場から』は、新進気鋭の翻訳家たちが翻訳にかかわる貴重な経験や思い入れを熱っぽく語り、作家、翻訳家、エッセイストを目指す方には見逃せないコラムです。まず『幸せのねむる川』(青春出版社)を翻訳した藤田由里子氏が登板しています。
「百年たっても色あせない、ことばの城郭を築きたい。心に響く音楽のように、ことばを奏でたい。ことばへの憧憬、それが私の支えであった。」と氏は翻訳家になるまでの道程を回顧しています。そして、氏は翻訳は楽譜をどう読みとるかに通じるという。「私にとって翻訳とは、音楽を演奏するような、ことばの共鳴である。音符をひとつひとつ拾って、自分の音にする。納得いくまで、何度も練習を重ねる。作曲家の背景を理解するため、その生きた時代に思いを馳せ、ときには様々な演奏を聴き比べる。いくつものことばが和音を奏で、ときには不協和音が思いがけない効果を及ぼす。いつの日か、心の琴線に触れる演奏ができるようになるかもしれない。ことばの力を信じているからこそ、魅力を感じている。だからこそ、翻訳の世界に憧れた」と述懐しています。
このように、翻訳の経験豊かな匠が語る心に響く美しいの回顧談の中に、本当の翻訳技量が隠されているのです。あなたはこの記事から何を読みとるのでしょうか。
さまざまな人が心に残る愛読書を推薦する『おすすめ図書』では、翻訳家やエッセイストが書評ずれした切り口ではない、新鮮なタッチで愛書への思いを語っています。第1回はエッセイストの奥津絵葉氏が川端康成『掌の小説』を紹介しています。「いつからかこの本が私を呼ぶのだ。まるで昔馴染みに、つい昨日別れたという格好で声をかけてくる。ページを繰った。かつて掌からすり抜けていた物語がぐいぐいと心に迫ってくる。物語が知らぬ間に私自身の人生と重なって見えた」と、いかにもエッセイストらしい語り口で紹介しています。
本邦未紹介の原書もとりあげていきます。また、外国からの寄稿も企画しています。
なお、本誌は4月から開講の『出版翻訳講座』と連動しており、同講座優秀卒業生の「翻訳作品発表」を予定しています。この講座はプロ翻訳者への登竜門となることでしょう。『出版翻訳講座』については、2月22日付けのニュースリリース『サン・フレア、本格的な『出版翻訳講座』を4月に開講!』をご参照ください。
『WEBマガジン出版翻訳』のURL
http://shuppan.sunflare.com/