【なら国際映画祭と同時開催!奈良町に残る芝居・映画館の歴史を紹介】奈良市史料保存館で企画展示「尾花座-芝居小屋から映画館へ-」を行います



7月24日(火)から企画展示「尾花座-芝居小屋から映画館へ-」を開催します

7月24日(火)から企画展示「尾花座-芝居小屋から映画館へ-」を開催します

奈良市史料保存館では、保管する史料を活用した企画展示を実施しています。
今回は明治30年代には開業していた奈良でも老舗の劇場、尾花座について紹介する展示を企画しましたので、ご案内いたします。
 
尾花座は、明治42年(1909年)に建物を大改修後、当時人気の歌舞伎や演劇などを上演しました。大正9年(1920年)からは映画館「尾花劇場」として、昭和54年(1979年)の閉館まで多くの話題作、名画を上映して人々を楽しませました。
その歴史は、演劇から映画へと広がっていく、新しい娯楽の発展とともに歩んできたものと言えるでしょう。映画はテレビの普及などで衰退を余儀なくされますが、近年は文化としての映画の価値を再評価する動きが広がり、各地で映画祭などが行われています。

奈良でも2年に一度の映画の祭典「なら国際映画祭2018」が今年9月20日から5日間開催されます。
奈良市史料保存館では、「なら国際映画祭」の開催にちなんで、奈良町の娯楽の中心地のひとつとして多くの人々に愛された尾花座に残る芝居と映画関係の史料を展示して、奈良の大衆文化史の一端を紹介します。


1 開催概要

【会期】平成30年7月24日(火)~10月8日(月)         
【開館時間】
午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)
※8月10日(金)~12日(日)は午後9時まで開館時間延長
8月18日(土)・19日(日)は午後8時まで開館時間延長
【休館日】月曜日・祝日の翌平日(祝日は開館)(9月18日(火)・25日(火))
【入館料】無料
【会場】史料保存館 展示室(奈良市脇戸町1-1)
【展示解説】史料保存館で、館員による展示解説を2回行います。約30分の予定。申し込みは不要です。
<日時> [1]8月11日(土)午後1時半~ [2]9月11日(火)午後1時半~


2 展示の見どころ

今回の展示では、明治45年(1912年)に尾花座が奈良劇場株式会社という会社組織になってから、大正9年(1920年)に映画館となり、昭和54年(1979年)に閉館するまでの期間の史料を展示します。

まず、芝居小屋だった大正9年までの尾花座の史料として、興行の成功祈願、あるいは成功記念として掲げられた奉献額を展示します。
奉献額には演目や出演者、興行・劇場関係者までその興行に関わった人名が詳細に書き込まれていて、近代の興行記録としても貴重なものです。
尾花座には明治42年から大正10年まで21点の奉献額が残っていますが、今回はそのなかから3点、明治45年(1912年)の奈良劇場株式会社設立記念興行として行われた歌舞伎公演の額と、奈良の新聞4社(大和新聞 新大和 奈良新聞 奈良朝報)の記者有志が演じた珍しい文士劇の額を展示します。
そして映画館となってから中野商会によって奉献された、大正10年(1921)上映の無声映画「実録忠臣蔵」の額を展示します。
(※映画「実録忠臣蔵」奉献額は7月24日(火)~9月2日(日)まで、文士劇奉献額は9月4日(火)~10月8日(月)まで展示)

映画館となった尾花劇場の史料では、上記の奉献額とともに、上映映画のポスターや作品解説のプログラム、映画のスチール写真など30点あまりを展示します。
日本最初のトーキーとされる「マダムと女房」や林長二郎(のち長谷川一夫に改名)主演の「雪之丞変化」などを解説した昭和初期のプログラム、戦後まもなく上映され、記録的な大入満員となった映画「愛染かつら」や「君の名は」のスチール写真やポスター、また溝口健二監督「女性の勝利」(昭和21年 1946年)、野村芳太郎監督「太陽は日々新たなり」(昭和30年 1955年)は奈良で撮影が行われており、その様子を写した少年刑務所付近や荒池畔でのロケ風景写真も展示します。

また洋画では、昭和48年(1973年)爆発的にヒットした「燃えよドラゴン」のスチール写真・ポスター、閉館が決まり「さよなら尾花座・市民のつどい」で上映された「エデンの東」のスチール写真を展示します。

これらの展示品は一部が雑誌や本などで紹介されたことがありますが、実物を展示するのは今回が初めての機会となります。


3 展示関連イベント

[1]なら燈花会にあわせて開館時間を延長します。
玄関正面でろうそくを点灯し、開館時間を午後9時まで延長します。
【日時】8月10日(金)~12日(日) 午後5時~9時

[2]ぐれーとさまーふぇすた☆ならまち遊歩の全期間中、玄関正面で提灯を点灯します。
期間中の2日間、開館時間を8時まで延長します。
【提灯の点灯期間】8月17日(金)~26日(日)
【開館時間の延長期間】8月18日(土)・19日(日) 午後5時~8時

[3]にぎわいの家出張展示「タイムトラベル奈良町~尾花座~」
「尾花座-芝居小屋から映画館へ-」展開催に合わせ、奈良町にぎわいの家において、展示に関連した史料の一部を出張展示し、あわせて史料保存館員による史料解説を行います。
【日時】9月15日(土)  午後2時~4時(館員による展示解説は午後2時から30分程度)
【会場】奈良町にぎわいの家(奈良市中新屋町5)
【費用】無料 (※申込不要)


4 広報  

広報紙「奈良しみんだより」(7月号)、市ホームページ、チラシ配布、twitter、関西文化.com、歴史街道推進協議会への情報提供、周辺施設への広報

関連URL:http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1531785138394/index.html

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  • 【リリース資料】尾花座-芝居小屋から映画館へ- 【リリース資料】尾花座-芝居小屋から映画館へ-
  • 【添付資料】尾花座 チラシ 【添付資料】尾花座 チラシ



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