学校法人近畿大学


私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「革新がんゲノム」成果報告 未来創薬医療イノベーションシンポジウムを開催



アイルランド国立コークカレッジ大学教授 Paul Ross博士(左)と国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 朝長 毅氏(右)

アイルランド国立コークカレッジ大学教授 Paul Ross博士(左)と国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 朝長 毅氏(右)

近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)は、2019年3月20日(水)、近畿大学東大阪キャンパスにて、「未来創薬医療イノベーションシンポジウム」を開催します。

【本件のポイント】
●文部科学省・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業『革新的がん治療法開発を目指した統合的ゲノム研究に関する医薬連携基盤形成(平成26~30年)』の研究成果を発表
●世界トップレベルの研究者との活発な討論・交流を通じて、学内の連携研究と国際的な共同研究推進を図る
●プロジェクトに参画した薬学部、医学部の若手教員、薬学研究科大学院生、薬学部創薬科学科学生らによるポスター発表、口頭発表を実施

【本件の内容】
近畿大学は、2014年度より文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の一つに選定され、「増殖シグナルを標的とした革新的がん治療法開発をめざした統合的ゲノム研究に関する医薬連携基盤形成」というテーマのもと、基礎研究の成果を臨床に応用する橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)を進め、今日までに、多くの画期的な研究成果を輩出してきました。
シンポジウムでは、薬学部や医学部の本プロジェクトに参画している若手教員、薬学研究科大学院生、薬学部創薬科学科学生らによるポスター発表、口頭発表も⾏います。さらに基調講演として、アイルランド国立コークカレッジ大学教授Paul Ross氏をお招きし、近年注目を集めている「腸内細菌叢(腸内フローラ)が健康と疾病に与える影響」について基調講演を実施いただきます。激烈な競争が展開されるがん研究の最先端の話題を提供し、世界トップレベルの研究者との活発な討論・交流を通じて、学内の連携研究と国際的な共同研究推進を図ります。

【開催概要】
日  時:2019年3月20日(水)9:00~17:55
場  所:近畿大学東大阪キャンパス39号館2階201/202講義室
     (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対  象:一般の方(入場無料、予約不要)、プロジェクト関係者(約150人)
申込方法:近畿大学薬学部創薬科学科 分子医療・ゲノム創薬学研究室
お問合せ:近畿大学薬学部事務部 TEL(06)4307-3058

【シンポジウムプログラム】
8:00      受付開始
9:00~9:10  開会挨拶 近畿大学 学長 細井美彦
9:10~9:20  本プロジェクトの総括 プロジェクトリーダー 杉浦麗子
9:20~10:35  一般シンポジウム
        近畿大学医学部 教授 西尾和人
        近畿大学薬学部 教授 川畑篤史
        近畿大学薬学部 教授 杉浦麗子
10:40~11:20 特別講演 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 朝長毅氏
11:30~12:20 基調講演 アイルランド国立 コークカレッジ大学教授 Paul Ross氏
13:30~15:00 ポスター発表
15:15~15:55 教員口頭発表
        近畿大学薬学部 教授 中山隆志
        近畿大学医学部 教授 岡田斉
16:05~17:15 若手教員口頭発表
        近畿大学薬学部 講師 山本佐知雄
        近畿大学薬学部 准教授 木下充弘
        近畿大学薬学部 助教 深尾亜喜良
        近畿大学薬学部 助教 佐藤亮介
        近畿大学医学部 講師 上田健
17:25~17:50 薬学研究科大学院生口頭発表
17:50~17:55 閉会挨拶 近畿大学薬学部 薬学研究科長 川畑篤史

【講師プロフィール】
アイルランド国立コークカレッジ大学教授 Paul Ross博士
Unive sity College Cork(コーク大学)を卒業後、米国ウェイクフォレスト大学、Assistant Professorを経て、アイルランド国立食品研究所(チャーガスク研究所)副所長に就任。
2014年8月より、University College Cork(アイルランド国立コーク大学)科学・技術・食品科学学部 学部長、アイルランドAPCマイクロバイオー研究所所長を兼任、現在に至る。
専門領域:「マイクロバイオーム」
(腸内微生物環境、抗菌ペプチド、バクテリオファージや抗感染症研究)
マイクロバイオーム研究の世界的権威として、産学連携研究を推進し、600を超える原著論文と16の特許を輩出し、100万ユーロを超える研究資金を獲得して研究を推進しています。
アイルランドで最も権威あるIreland国立大学や、米国の食品栄養健康協会等から、その傑出した業績を顕彰されるなど、多くの賞を授与。
また、親日家でもあり、サントリーや明治との乳酸菌の産学共同研究も推進しています。

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 朝長 毅(ともなが たけし)氏
千葉大学医学部卒業後、アメリカ国立衛生研究所/国立がん研究所 客員フェロー、千葉大学大学院医学研究院・分子病態解析学 助教授等経て、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)プロテオームリサーチプロジェクトのプロジェクトリーダーに。
2018年より、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)プロテオームリサーチプロジェクト 上級研究員、現在に至る。
専門領域:「プロテオミクス」
(タンパク質を網羅的に解析する最先端の手法)
プロテオミクスは生命現象の解明のみならず、がんを始めとした難病の疾患関連タンパク質の発見にも威力を発揮します。
疾患バイオマーカーとして有用なタンパク質の多くはヒトの血液、尿、組織などに微量に存在するものであり、そのような微量なタンパク質の同定・定量のための手法として、質量分析計の急速な進歩が貢献しています。
そのような微量なタンパク質の同定・定量のための基盤的技術の開発、新しい疾患バイオマーカーの発見・実用化と創薬への応用を推進しています。

【私立大学戦略的研究基盤形成支援事業『革新がんゲノム』について】
国民の二人に一人が罹患するがんの治療法の開発は、極めて重要な課題です。近畿大学は日本でも有数の総合大学であると同時に、がん治療・研究拠点でもあります。近畿大学薬学部では、創薬科学科教授 杉浦麗子をプロジェクトリーダーとして、2014年から、「画期的ながん治療薬の探索と開発、がん治療に伴う副作用の克服」を課題とした大規模な医薬連携の研究プロジェクトを進めてきました。薬学部発の基礎研究の成果を、近畿大学医学部、近畿大学医学部附属病院と連携し臨床へと応用する「橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)」を推進してきました。今日までに「がん細胞を選択的に死滅させる化合物」「抗がん剤投与に伴う副作用の軽減」「近大クリニカルシーケンスによるがんの診断」など画期的な研究成果を輩出し、研究成果をがん患者の治療へ繋げることを目指しています。
また、本事業を通じて若手薬剤師、薬学研究者、臨床検査技師などの育成と同時に、学内における医薬連携共同研究の拠点としてさらなる発展に努めます。

【未来創薬医療イノベーションシンポジウムについて】
シンポジウムは5年間の医薬連携研究の集大成として成果報告会を兼ねた国際学会で"Beyond the Genome"~New Horizons for Health and Diseases~(ゲノムのかなたへ:健康と疾病理解の新たな水平線)と題して開催します。シンポジウムではアイルランド国立 コークカレッジ大学教授のPaul Ross氏を迎え、近年、メディアでも強い注目を集めている「腸内細菌叢:腸内フローラ」と健康・疾患について基調講演をしていただきます。Paul Ross氏は腸内フローラ研究の世界的権威であり、「サントリー」や「明治乳業」など健康食品やサプリメント業界との産学連携研究を積極的に推進しておられます。同氏と親交の深いPaul Kavanagh駐日アイルランド大使やEnterprise Ireland、サントリーや滋賀大学などの臨席者があり、日本とアイルランド、そしてUCCと近畿大学の国際交流の場としても、このシンポジウムの重要性が注目を集めています。

【関連リンク】
薬学部創薬科学科 教授 杉浦 麗子(スギウラ レイコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/752-sugiura-reiko.html

医学部医学科 教授 西尾 和人(ニシオ カズト)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/757-nishio-kazuto.html

薬学部医療薬学科 教授 川畑 篤史(カワバタ アツフミ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/564-kawabata-atsufumi.html

薬学部医療薬学科 教授 中山 隆志(ナカヤマ タカシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/756-nakayama-takashi.html

医学部医学科 教授 岡田 斉(オカダ ヒトシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1297-okada-hitoshi.html

薬学部創薬科学科 講師 山本 佐知雄(ヤマモト サチオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/428-yamamoto-sachio.html

薬学部創薬科学科 准教授 木下 充弘(キノシタ ミツヒロ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/810-kinoshita-mitsuhiro.html

薬学部 医療薬学科 助教 深尾 亜喜良(フカオ アキラ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1341-fukao-akira.html

薬学部 創薬科学科 助教 佐藤 亮介(サトウ リヨウスケ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1237-satoh-ryosuke.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/pharmacy/


  • アイルランド国立コークカレッジ大学教授 Paul Ross博士(左)と国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 朝長 毅氏(右) アイルランド国立コークカレッジ大学教授 Paul Ross博士(左)と国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 朝長 毅氏(右)



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