学校法人近畿大学


農学部初の現役学生ベンチャー合同会社「O-LIFE」が事業開始 4月7日(日)に開業式を実施



ベンチャー合同会社「O-LIFE」

ベンチャー合同会社「O-LIFE」

近畿大学農学部(奈良県奈良市)農業生産科学科4年生と卒業生が、奈良県と近畿大学が連携して取り組んできた「農の入口」モデル事業(後述)で学んだ経験を活かし、平成30年(2018年)11月に農業の複合経営をめざす合同会社(※)O-LIFE(オーライフ)を起業しました。平成31年(2019年)4月7日(日)に開業式を行います。
※会社の所有者(出資者)と経営者が同一であり、設立にかかるコストが安価で、柔軟な経営を行いやすい点が特徴

【本件のポイント】
●入学時には農業経験の無かった学生が、本学で学び在学中に起業
●本学の建学の精神である「実学教育」を生産現場で具現化
●起業を目指す学生・担い手にとっては良い先導モデルとなる

【本件の内容】
合同会社「O-LIFE」設立の趣旨は、地域共生社会の実現と農福連携の推進です。老若男女、障害の有無に関わらず誰もが簡単にできるユニバーサル農法を用いて、ハーブや機能性野菜、医療用野菜(低リン・低カリウム野菜)の生産・加工・販売を行います。地方創生を目的に、農地を活かした観光事業や、生涯学習の場であるガーデニング講習会にも取り組みます。また、大学で学んだ先端の農業知識や栽培技術を用いて夏ミカン(京都老松の「夏柑糖」の材料)の栽培も行います。

■日時:平成31年(2019年)4月7日(日)11:00~12:00
■会場:農業組合法人「追分梅園組合」内 合同会社 O-LIFE
    (奈良市大和田町1914番地)
■内容:11:00~ O-LIFE 代表社員 吉本雄大 挨拶
    11:05~ 若年性認知症サポートセンター きずなや代表 若野達也 挨拶
    11:10~ 来賓ご挨拶 株式会社老松 代表取締役社長 太田 達 様
    11:15~ 圃場見学

【本件の詳細】
奈良県と近畿大学は、「農の入口」モデル事業(平成29~30年度)として緊密な連携・協力のもと、農業経験が浅くても円滑に就農できるモデル作りを行ってきました。「ユニバーサル農法(ローテク)」と「ICT農法(ハイテク)」を組み合わせることによって、農家の作業負担の軽減と所得の安定化を図り、また、若者をはじめとした農業初心者だけでなく、女性や高齢者、障がい者等に対しても農業参入を容易にすることをめざしています。
この度、本事業開始時より学生として参加していた4年生吉本雄大と卒業生の嶋村育海が、昨年11月28日に合同会社 O-LIFEを設立しました。O-LIFEのOは、OIWAKEのOと、ORANGEのOから取っています。オレンジは認知症のテーマカラーです。認知症が1つのテーマである追分で、自分たちや地域の方々も含め全ての人が暮らしやすいような社会、生活、人生(LIFE)を考える、それを追分で創造するという想いを込めてこの社名にしています。開業式では、共に農福連携を推進している若年性認知症 サポートセンターきずなや代表 若野達也様や京都の老舗和菓子屋老松の代表取締役社長 太田様からご挨拶をいただきます。
官学のモデル事業は、理念だけでなく、実際いかに取り組むかが重要となります。本件では、ポリエステル培地と木製レイズドベッドを用いたハーブ栽培を中心に、耕作放棄地の有効利用法を追究します。学生が自ら起業し、農業の新たな担い手となれることを示す先導モデル(なら近大モデル)を構築したいと考えています。

【ポリエステル培地について】
古着や布の端材を洗浄後、開繊して、綿状、粒状、糸状、マット状に成形した人工繊維培地。徳島県のアースコンシャス株式会社と共同開発したオリジナル培地です。土壌に比べて軽量で、物理性・化学性に優れ、経年劣化や連作障害が起こりにくい長所を持ちます。不耕起栽培が可能で、長期間植え替え無しで栽培するハーブや宿根草には最適の培地。汚れないので、「快適・きれい・健康」の新たな3K農業を提案できます。また、排水とともに流れ出ないので、マンションのベランダや屋上でも使用できます。ポリエステル培地は「生産の場」を拡大し、農業に新たなビジネスチャンスをもたらします。

【レイズドベッドについて】
園芸療法に用いられる木製の栽培ベッドです。写真は、園芸療法士の寺田裕美子氏(「笑福庭」代表)のデザイン。培地が軽量なので、太い木は必要なく、端材も有効に利用できます。培地を入れた状態でも、大人2人で軽々と持ち運びができ、車椅子でも座ったまま作業ができます。細長のデザインならマンションのベランダでも設置が可能で、駐車場やエクステリアの空きスペースも有効利用できます。O-LIFEでは、同じ奈良県の「十津川木工家具協議会」と連携して、レイズドベッドの販売も手がけます。葉もの野菜なら、1台に64株が定植でき、このレイズドベッドを用いた営利生産も可能です。高齢者や障害者が栽培の担い手となり、農福連携も推進できます。

【会社概要】
■設     立:平成30年(2018年)11月28日
■代表取締役社長:吉本雄大
■本社所在地  :奈良県奈良市大和田町1914-1
■社  員  数:2名(2019年4月現在)

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/agriculture/


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