学校法人広島加計学園


英数学館高校、国際バカロレアプログラム(IBDP)第1期生卒業
日本におけるIBDPの今とこれから/校長 永留 聡



英数学館高等学校 IBDP第2期生

英数学館高等学校 IBDP第2期生

英数学館高等学校(広島県福山市、校長 永留 聡)では、グローバル化する国際社会に貢献し得る視野と資質を持った人材育成を重視し、国際バカロレア機構が提供する教育プログラム「IBDP(International Baccalaureate Diploma Programme)」を実施しています。
国際バカロレアプログラム(IBDP)とは、厳格な評価制度のもとに運営される高度な国際教育プログラムで、多様性に対する理解と共感を持ち、平和な世界の構築に貢献する人材の育成を目指すものです。
本校IBクラスの生徒は、高校第2学年から2年間で所定のディプロマプログラム(DP)を履修し、最終的に国際バカロレア機構が実施する世界統一試験で成績を修めることで、IBDP修了資格取得を目指しています。有資格者には国内外トップクラスの大学へと進学する門戸が大きく開かれるだけでなく、高い能力を活かし国際社会で活躍するチャンスがもたらされます。
今春、IBクラス第1期生が晴れて卒業し、それぞれがさらなる成長を目指して次のステージへと羽ばたいていきました。第1期生の成長を見守り続けた本校校長の永留 聡がIBDP導入の意義と今後の課題などについて語ります。

▽ 英数学館高等学校 IBDP第1期生が卒業 ― 学びの魅力と将来の展望
http://www.news2u.net/releases/165428

▽ 英数学館高等学校におけるIBDPへの取り組み
https://www.eisu-ejs.ac.jp/high/ib
https://www.eisu-ejs.ac.jp/high/life/ib

▽ 英数学館高等学校の教育方針
https://www.eisu-ejs.ac.jp/high/feature

▽ 文部科学省 - 国際バカロレアとは
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/1307998.htm


≪ 日本におけるIBDPの今とこれから ‐ 英数学館高等学校/校長 永留 聡 ≫

■“最適解”を自らで探究する喜び
この春、本校からIBDP第1期卒業生を送り出しました。実は、彼らの中学校入学と、私の本校赴任が同時期でしたので、IBDP認定校申請の準備段階から共に過ごした第1期生とは同志のような間柄。卒業証書授与式では、思わず涙腺が緩む瞬間もありました。

本校にIB教育を導入したのは、本校理事長の加計 役が提唱する教育方針の一つ“グローバル時代のリーダー育成”とも合致し、日本にいながらにして高い成果が得られる教育プログラムであるためです。2007年、英数学館小学校に英語イマージョンクラス(※)を設置して以来、本校中学校・高等学校でそれぞれ生徒の年齢に応じた教育プログラムを提供し、社会に貢献し、国際社会でも活躍し得る人材の育成を目指しています。
※“immersion(イマージョン)=浸すこと”、の意の通り、授業の半分以上を英語で行う教育手法を採用したクラス。多くの時間を英語環境で過ごすことで実践的な英語力を身につけることを目的としている。

日本の普通の学校教育とIBDPが大きく異なるのは、“答えが無い問いに対して、自らで考え、自らで問い、自分なりの最適解と呼べるものを探り当てる”というプロセスが、カリキュラム全体に行き渡っている点です。未知の領域を探究し、自らで思考・分析した結果を、プレゼンテーションという実践手段で他者に伝えるところまでを1テーマと見なします。そのほか、地域社会との結びつきや連携を視野に入れた課外活動などがある点もユニークな取り組みと言えるでしょう。
一般的な進学校では、受験対策を優先するあまり、討論やプレゼンテーションなどの実践が不十分になりがちですが、アウトプットを重視するIBの教育プログラムには、時代に先んじた要素がたくさんあります。

■英語力の研鑽と多様性の尊重
IBDPは、全教科の授業を英語で行い、“アクティブラーニング”を基本としています。日本人が英語で特に不得手なのは“話す”ことです。今後、日本の学校における英語教育は必然としてこの“話す力”に重点を置いていくでしょう。
英語を習得することがなぜ重要なのか、それは全世界の情報の約6割が英語で提供されているからだと言えるでしょう。英語で検索できれば、求める情報や知識をよりたくさん手に入れ、より深く探究できるのです。

“多様性(ダイバーシティ)”も、IBDPが大切にする重要なキーワードのひとつです。自分の価値観を押しつけるのでなく、異文化が“存在する”事実をまず認め、理解し、尊重する姿勢は、今後の国際社会においてますます重要になります。まだ若い高校生のうちからこうした視点を学ぶところに、IBDPで学ぶ大きな意義があります。
英語学習以外で重要なのは、時間や体調を自己管理するスキルを身につけることです。IBDPでは毎日こなすべき課題が多いので、自分で物事に優先順位をつけるタイムマネジメントのトレーニングをすることになります。もっともこれは、社会人ならば誰にとっても非常に重要で不可欠なスキルです。

■日本におけるIBDP普及に向けて
今後の課題は、グローバルリーダーを育成するための優れた教育方法であるIB教育について、認知度を高めていくことです。IBDP修了生が身近にもっと増えればイメージもしやすくなるのでしょうが、国内認定校数が全国にわずか20校程度しかなく、地域格差も目立つなど、取り組むべき課題はいろいろあります。
日本IB学会では、国内の大学と連携して、IB教育の素晴らしさやIBDP修了生の優秀さをアピールする働きかけをしています。こうした働きかけが元となり、IB入試や専攻枠の拡大など、IBDP修了生の受け入れ体制が各所で整うと嬉しいですね。

本校卒業生たちにとっては、おそらく現在の大学生の生活よりも、IBDPを履修していた高校での2年間のほうが心身ともにハードだっただろうと察します。高校生活の頑張りで培った知識と経験を今後もさらに深め、専門分野を究めて社会に貢献する人になってほしい。そして、世界のどこにいても自らの良きアイデンティティを失わないでほしいと思っています。
磨き上げた英語力という強力なツールに、“和”のマインドを併せ持った人材を育成するIB教育が、今後 日本にしっかり根を下ろすことを願ってやみません。


【英数学館中・高等学校について】
https://www.eisu-ejs.ac.jp/high/
開校以来、グローバル社会で強く生き抜く力を持った人材育成を目指し、「いくつになっても学び続ける力」、「前向きに物事に取り組み、最後まで諦めずにやり抜く力」そして「自らの価値観、考えを形成する力」に主眼を置いた教育を実践しています。それぞれの目標に見合ったカリキュラムによる効率の良い学習プログラムで、未来を拓く人材を育成輩出します。

【広島加計学園について】
https://www.eisu-ejs.ac.jp/
英数学館中・高等学校の設置母体である学校法人広島加計学園は、1979年に設置認可を受け、翌年4月に英数学館中学校、1994年には英数学館小学校を開校し、小中高12年一貫教育体制の構築を実現。知・徳・体の調和を図る教育によって、国際的な視野を持って地域や社会に貢献し得る人材育成を目標としています。

【本件に関するお問い合わせ先】
学校法人広島加計学園 英数学館中・高等学校 事務室
〒721-8502 広島県福山市引野町980-1
TEL:084-941-4115(代) FAX:084-941-4143


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