学校法人近畿大学


「三枝祭(別名:ゆりまつり)」に組織培養したササユリを展示 ササユリ香水の試供も実施



組織培養した球根から育てたササユリ

組織培養した球根から育てたササユリ

近畿大学先端技術総合研究所(和歌山県海南市)および生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、令和元年(2019年)6月17日(月)に大神(おおみわ)神社摂社(※1)の率川(いさがわ)神社(奈良県奈良市)で行われる「三枝祭(さいくさのまつり 別名:ゆりまつり)」にて、組織培養(※2)した球根から育てたササユリの生花を展示します。また、ササユリの香りを分析・解析した結果を基に、ササユリの香りを再現した香水も試供します。
近畿大学先端技術総合研究所植物センターでは、率川神社が祭りで使用するササユリの確保に苦労していることを知り、植物保護のためにもササユリの研究を行っており、その成果を紹介します。
※1.神社にある小さな社、特に本社との由緒の深い神社
※2.密閉した無菌的空間に、植物が成長するのに必要な養分などが入った培地を入れ、その中で植物を栽培する技術

【本件のポイント】
●「ゆりまつり」として有名な率川神社の「三枝祭」に、組織培養球根から育てたササユリを展示
●ササユリの香水を試供し、大学院生がササユリの香気成分の分析について説明
●自然界で個体数が激減するササユリの希少性と保護の重要性を伝える

【本件の内容】
日本最古のお祭りの一つと言われ、「ゆりまつり」としても有名な率川神社の「三枝祭」に、近畿大学先端技術総合研究所植物センターで育てたササユリを展示します。このササユリは、希少なササユリの植物遺伝子資源の保護を目的とした研究に取り組む本研究所にて、無菌状態で組織培養した球根から育てたものです。
また、近畿大学大学院生物理工学研究科の大学院生が、来場者にササユリの香気成分の分析・解析について説明し、分析結果を基に再現したササユリの香りを体験してもらう香水試供も行います。

【開催概要】
日時:令和元年(2019年)6月17日(月)10:30~13:15
場所:率川神社(奈良県奈良市本子守町18、JR・近鉄「奈良駅」から徒歩約7分)
展示:神社にササユリの切り花を展示
試供:ササユリの香水を染み込ませた匂い袋300個(無くなり次第終了)

【ササユリに関する研究】
ササユリは西日本を中心に多く自生しているユリ科ユリ属の植物で、里山環境を図る指標植物にもなっています。しかし、播種から開花まで約6年を要するという特徴や、獣害被害、里山環境の悪化、人為的な乱獲等により個体数が激減している保護が必要な植物です。
近畿大学先端技術総合研究所植物センターでは、率川神社が祭りで使用するササユリの確保に苦労していることを知り、植物保護のためにもササユリの研究を行ってきました。組織培養した球根からササユリを育て、ササユリの香気成分が持つ化学的な作用等に関する研究に取り組んでいます。また、生物理工学部においても、植物センターの協力の下、ササユリの球根を組織培養により増殖する学生実習プログラム等を取り入れています。

【三枝祭(さいくさのまつり 別名:ゆりまつり)】
三枝祭は、率川神社の例祭で、大宝元年(701年)制定の「大宝令」には既に国家の祭祀として規定されていた由緒あるお祭りです。率川神社のご祭神「媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)」が、百合の花が咲く三輪山(みわやま)の麓に住んでいたという言い伝えに則り、後世に「笹百合の花」を飾った酒樽を神前に供えるようになったと伝えられているお祭りであるため、「ゆりまつり」とも呼ばれています。

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/bost/about/advanced-technology/


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