株式会社オープンループ


オープンループ、バイオテクノロジー分野に進出メディビックとバイオインフォマティクス(生命情報工学)技術で提携



情報セキュリティ技術開発の株式会社オープンループ(本社:札幌市、代表取締役社長:浅田 一憲、http://www.openloop.co.jp/)と創薬情報の提供および管理に特化する株式会社メディビック(本社:東京都品川区、代表取締役社長:橋本 易周、http://www.medibic.com/)は、バイオインフォマティクス(生命情報工学)における遺伝子解析技術および情報セキュリティ技術に関する提携をおこないました。

オープンループは、メディビックが統合管理を行っている遺伝子解析のデータベース向けに、個人の遺伝子データを守るプライバシー保護などの情報セキュリティ技術を提供します。また、数学理論を活用して新たに遺伝子解析技術を開発します。メディビックは、バイオ分野における豊富な経験と知識を活かし、オープンループが開発する遺伝子解析技術向けに基礎データやコンサルティングを提供し、オープンループのバイオ分野への参入を支援します。

オープンループは、これまで培ってきた数学や暗号の知識を活かし、今回の提携を機に、バイオインフォマティクスの分野に事業を広げていきます。手掛けるのは「遺伝子解析」と「遺伝子情報のプライバシー保護」の2分野です。

オープンループが、メインのビジネスとしている情報セキュリティ分野では、その基礎となる暗号技術に数学理論を使用しています。高速で強度が高い暗号技術を提供できるのも、多くの数学的な知識と能力を保持しているからです。オープンループでは、これまでこの数学の能力をIT(Information Technology)分野の情報セキュリティ技術に活かしてきました。更にこれからは、同じ数学能力をBT(Bio Technology)分野のバイオインフォマティクスの分野に向けても展開していきます。
情報セキュリティとバイオインフォマティクスでは、どちらも重要な領域で類似した数学理論を使用します。たとえば、ある文章を暗号化すると、一見無秩序なデータの羅列であり、元の文章が分からない「暗号文」が生成されます。この暗号文を解析する技術、すなわち暗号解読は、一見乱雑性が高く無秩序に見える暗号文データを様々な数学的手法によって分析し、元の文章を導き出すという作業です。一方、ゲノム解析では、「ヒトゲノム」や「イネゲノム」などの塩基配列〔A(アデニン), T(チミン), G(グアニン), C(シトシン)の4つの塩基が一見バラバラに並んでおり、遺伝子暗号とも呼ばれる〕から、その中に隠されている、特定の塩基並びを持つ遺伝子を抽出・同定し、更にその機能を解析して、タンパク質の立体構造や相互作用を解析します。言い換えればゲノムは、4進法(2ビット)によって前述の暗号文のように数値化することが可能で、その数値の並びの解読、解析を高速に行う手法では、暗号の場合と同様に数学的アルゴリズムが有効です。実際に、現在世界中で多く使用されている公開鍵暗号であるRSA暗号の共同発明者の一人である数学者のLeonard Adleman博士は、数学的見地からAIDS抗体の研究やDNAコンピュータの研究を行い、既に多くの成果を上げています。

また、人間の遺伝子情報の研究は、ゲノム創薬やテーラーメイド医療という形で活用され、病気の治療や予防等を通じて社会に貢献できる有用な分野である反面、その情報は個人のプライバシー情報であり、個人の意図しない用途に使用されることがないように保護する必要があります。各個人の遺伝子情報の差異が、どの遺伝子にあり、どの塩基がどのように違うのかといった情報は、自分で管理できなければなりません。オープンループでは、このような遺伝子情報のプライバシー保護等に利用するセキュリティ技術について、従来のIT分野に加え、今後BT(バイオテクノロジー)分野向けにも提供していきます。

オープンループは、札幌に本社を置く情報セキュリティ技術のITベンチャーです。通信のあるところには欠かせない技術である「情報セキュリティ技術」を核として、様々な分野の技術開発を行い、情報セキュリティ技術をインフラとして整備していくことを目指しています。常に新しいマーケットに対するアプローチを行っており、最近注力している、携帯電話等のモバイル通信分野やICカード、デジタル家電分野に加えて、今後はバイオインフォマティクスの分野でも積極的に企画・研究・開発を進めていきます。

メディビックは、2000年2月の創設以来、欧米の製薬企業や大学におけるバイオおよびゲノム関連研究所における情報共有システム活用の経験、さらに日本企業の多くが抱えている、欧米企業とは異なる固有の問題点に関する認識を通じて、国内企業に対して情報共有システムの構築に関するコンサルテーション等を提供してきました。同社は2000年11月には日本オラクルと提携し、特に国内のバイオ関連および製薬企業において高まりつつある需要に対応し、情報共有システムの構築ビジネスにも参入を果たしています。今回のオープンループとの提携により、近い将来遺伝子解析データの分析を効率良く行うサービス、更には個人の遺伝子情報のプライバシー保護などの問題点を解決するサービスをバイオ関連および製薬企業に提供することができると期待しています。




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<本リリースに関するお問い合わせ先>

■ 株式会社オープンループ 社長室
 Tel:011-884-4440 Fax:011-884-4439 E-mail: press@openloop.co.jp

■ 株式会社メディビック 喜多見 浩次
 Tel:03-3280-3987 Fax:03-3280-2255 E-mail: kitami@medibic.com





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