株式会社オープンループ


オープンループとシーエスアイ、電子カルテ用の情報セキュリティ技術開発で提携



情報セキュリティ技術開発の株式会社オープンループ(本社:札幌市、代表取締役社長:浅田 一憲、http://www.openloop.co.jp/)と、電子カルテパッケージ開発の株式会社シーエスアイ(本社:札幌市、代表取締役社長:杉本 惠昭、http://www.csiinc.co.jp/)は、電子カルテ用の情報セキュリティ技術開発で提携しました。

株式会社シーエスアイは、1999年から医療機関向け診療支援電子カルテシステムの開発を行っており、電子カルテを中心とした診療支援トータルシステム「HS-MI・RA・Is」および診療所向け電子カルテシステム「CBERS」などをすでに製品化しています。電子カルテは、診療の出発点であるカルテを「電子化」して記録することによって、患者診療に関する情報をデータベース化した新世代の診療支援システムです。病院や診療所の医療情報管理作業を軽減するのみでなく、空床照会などの看護支援も含めたトータルシステムの構築によって、さらに効率的な診療の実現も可能なことに加え、患者への診療情報開示の促進にも役立つと期待されています。
両社は、電子カルテに必要とされるセキュリティ要件を共同で検討します。オープンループは、その要件に沿って専門的な情報セキュリティ技術を開発し、ライセンス提供を行います。シーエスアイは、同社の「HS-MI・RA・Is」および「CBERS」をはじめとする電子カルテシステムにこの新技術を組み込み、顧客である医療機関に広く提供していきます。同システムは2001年夏頃から段階的に製品化を予定しています。

今回両社が新たに開発する情報セキュリティ技術は以下の4項目です。

電子カルテ入出力時認証
問診・所見登録や投薬オーダをはじめとする診療データの入力やカルテの照会、帳票の印刷その他のデータ入出力を行う人物が、担当医師や看護婦などの正当な入出力者であるかどうかを認証し、データベースへのアクセス履歴を管理・監査する技術


電子カルテ保管データの保護
電子カルテが保管されているデータベースを暗号化し、不正アクセスや改ざんから診療データを守る技術


電子カルテデータの流通保護
患者の電子カルテデータを病病連携(病院to病院)や病診連携(病院to診療所)で受け渡しする場合、通 信回線上や可搬メディア上の診療データを、意図しない漏洩や改ざんから守る技術


電子カルテデータのプライバシー保護
患者本人の認証などを利用したアクセスコントロールやデータの暗号化を行うことによって、プライバシーの保護を行う技術


厚生省は、1999年4月に「診療録等の電子媒体による保存について(平成一一年四月二二日 健政発第五一七号(*1))」という通 達を行っており、カルテなどの診療記録に関して、紙媒体による記録の保存を義務付けるという従来の方針を転換し、一定の基準を満たした場合には電子媒体に記録し保存してもよいという方針を打ち出しました。ここでは、「故意または過失による虚偽入力、書換え、消去及び混同を防止すること」という基準や、「患者のプライバシー保護に十分留意すること」などが定められており、これらの条件を満たす電子カルテシステムが業界内で待望されてきました。シーエスアイの電子カルテシステムは、これまでも、厚生省の「ガイドライン」に準拠した安全性を確保し、その基準を満たしてきましたが、今回開発する技術を利用することによって、暗号技術を使用して不正や漏洩を防ぐという理論的な裏付けが得られ、システムの安全性を従来に比べ格段に高めることが可能となります。

これまで、日本国内における医療機関のIT化事例は、医事会計システムの導入が主なものでした。今後は、適切な情報セキュリティ技術の利用方法とその重要性が広く認知されていくことによって、電子カルテシステムの導入や医療機関同士のネットワーク化など、医療情報をトータルに管理するシステムの採用事例が増えていくことでしょう。 両社では、今回の提携を機に、病病連携を含めた電子カルテシステムの利用範囲拡大に、さらに貢献することを目指し、同システムを全国の医療関係機関にアピールしていきたいと考えています。

株式会社オープンループは、札幌に本社を置く情報セキュリティ技術のITベンチャーです。通 信のあるところには欠かせない技術である「情報セキュリティ技術」を核として、様々な分野の技術開発を行い、情報セキュリティ技術をインフラとして整備していくことを目指しています。常に新しいマーケットに対するアプローチを行っており、最近では特に、携帯電話等のモバイル通 信分野やICカード、デジタル家電分野に注目し、エンドユーザが利用するノンPC製品やサービスの中に組み込む情報セキュリティ技術を提供するため、企画・研究・開発を進めています。

株式会社シーエスアイは、確かな技術とユニークな発想でソフトウェア開発を手がける技術者集団です。診療支援電子カルテシステムのほか、薬品物品管理システム「ARTIMA」や病院向け輸血部門システム「BTRAS」など医療現場向けパッケージの開発を行い、2000年8月には、厚生省から、新事業創出促進法に基づく「新事業分野開拓の実施に関する計画」の全国第1号認定を受けました。その他にも、新聞製作システムや食品業界向けシステムなど、さまざまな業界向けのソフトウェア開発を手がけ、豊富なノウハウと先進技術で利便性とコストパフォーマンスを兼ね備えたトータルシステムソリューションを提供しています。





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<本リリースに関するお問い合わせ先>

■ 株式会社オープンループ 社長室
 Tel:011-884-4440 Fax:011-884-4439 E-mail: press@openloop.co.jp

■ 株式会社シーエスアイ 常務取締役 江上 秀俊
 Tel: 011-271-4371 Fax.011-271-0774 E-mail: egami@csiinc.co.jp


*1 「診療録等の電子媒体による保存について(平成一一年四月二二日 健政発第五一七号)」の本文は、厚生省のWebサイトに掲載されています。

※記載の会社名や商品名は、それぞれ各社・各団体の商標または登録商標です。
※記載の会社名および商品名、WebサイトのURLなどは、本リリース発表時点のものです。
※掲載文中では、TM、(R)マークは原則として明記しておりません。

関連URL:http://www.openloop.co.jp/press/release/001208.html

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