ユニ・チャーム株式会社


高齢者に安眠を再び!
『寝たきりゼロを目指す』夜間介護に革新を興す提案



ユニ・チャーム株式会社(代表取締役社長 高原 慶一朗)は、1961年の創業以来、生理用品を日の当たる商品にすることで、女性の社会進出の一躍を担い、1981年に発売したベビー用紙おむつ『ムーニー』では、育児生活に革命を興し、商品を通じて人々のライフスタイルを向上するお手伝いをしてまいりました。そしてベビー用紙おむつ発売から20年経った2001年、ユニ・チャームは、新たなご提案を致します。それは、ますます高齢化が進む我が国で、入浴・食事・排泄という三大介護項目のうち、“排泄ケア”に革新を興す提案です。

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< ご提案の概要 >

 昨年4月に、公的介護保険制度が導入され、1年が経ちました。介護事業に参入した民間業者ごとの成否が問われ、本制度を巡る議論は絶えませんが、サービスは着実に充実化しています。中でも、“夜間介護の苦労”を何とかしたいというのは、業界統一の思いであり、介護に携わる多くの企業が、夜間介護の軽減に取り組んでいます。民間企業が提唱し、また厚生労働省も推奨している24時間介護モデルは、“お年寄りを抱える家庭の夜間介護の負担を軽減する”という考え方からきています。
 しかしながら、この24時間介護モデルは、これまでのおむつの性能に限界があるため、“夜間はオムツを交換する”ことが前提条件として作られています。これでは、本質的な夜間介護の問題解決には至りません。ユニ・チャームでは、オムツの性能の改善という問題にメーカーとして取り組み、― 夜中のオムツ交換をなくす ― ことを実現したのです。
 ― 夜中のオムツ交換をなくすこと ― は、さまざまな介護ビジネスモデルに改革を促し、介護の品質そのものを向上させ、ひいては公的介護保険制度を前提とした国家財源の負担をも軽減することとなるはずです。
 我々が推進しようとしている啓蒙活動は、他社では成し得ない介護全般の品質を向上させ、現状の介護問題を解決することができるものだと確信しています。 ユニ・チャームが、業界で初めて『夜間排泄ケアの撲滅』を提唱し始めると、他社も次々とマーケティング戦略を変更しているという動向もあります。


< ご提案の背景 >

〜 これまでの常識が正しいとは限らない 〜
 現在、介護分野においてさまざまなサービスが充実していますが、これまでの固定概念や知識不足が原因で、介護する方のQOL(Quality Of Life:生活の質)も介護を受ける方のQOLも低下してしまうという例が多くみられます。
 例えば、数年前までは、“お年寄りを寝かせておいてあげること=良い介護”という常識がまかり通っていました。ユニ・チャームは、当たり前だと思われていたこの常識に疑問を問いかけ、1995年、『ライフリーリハビリパンツ』というパンツタイプの紙おむつを発売しました。この紙おむつは、自分で上げ下げすることで、本人の自立排泄を促すというコンセプトのパンツで、当時あまり知られていなかった排泄リハビリテーションを提唱し、介護の世界に“自立支援”という新しい風を吹き込み、今では、ディファクトスタンダードとなっています。2000年度の調査によれば、介助があれば座れる・立てる高齢者の7割、そして、ほとんど寝たきりの高齢者でも5割の方が、パンツタイプを使用しており、“寝かせきり”から“自立支援”へと介護の常識は一変し、啓蒙の成果であることが伺えます。

〜夜間のおむつ交換は正しい常識なのか?〜
 今また、もう一つの固定概念を修正する必要があるようです。それは、“夜間介護の問題”です。 当社の調査によると、夜中におきておむつ交換をしている人は5割強おり、夜間に3回以上も起きてお世話をしている方も存在するという結果が出ています。
 現在、介護者の平均年齢は65歳といわれ、老々介護(老人を介護する人も老人であること)の問題が話題になっていますが、多くの高齢介護者が、毎日夜中に起きておむつ交換をするという苦労をなさっています。夜間のおむつ交換は、重労働であり、介護者は、慢性的な寝不足・腰痛に悩まされ、ただでさえ、不安定な精神状態に拍車をかけています。
 また、“本人のために良いだろう”と思い、夜間介護をしているのですが、実は、介護を受ける方を寝たきりに向かわせているともいわれています。高齢者の睡眠には、寝つきが悪い、眠りが浅く何度も目が覚めてしまう、といった特徴があります。そのため、睡眠不足から昼間うとうとと浅い眠りを繰り返し、一日中、布団の中にいることになります。この状態が続くと、活動時間が減るのと比例して体力低下を招き、寝たきりにつながるのです。
 夜中におむつ交換をするということは、やっと寝ついた高齢者の安眠を妨害し、ひいては寝たきりを促進してしまうことになるのです。
 では、なぜ多くの介護者が夜間のおむつ交換をし続けているのでしょうか?それは、“おむつ交換は、多いほど良い”という日本の“常識”が問題なのではないでしょうか。「眠っているのを起こしておむつ交換するのはかわいそうだ」と介護者の3割が思っているのに、「できる限りおむつ交換はマメにした方が良い」と4割強の介護者は思っています。(当社調べ) そして、この固定観念を生み出した背景には、これまでの紙オムツや尿とりパッドでは、吸収力が足りずモレて、不快な思いをさせるばかりか、肌をぬらすことによっておこる肌荒れが心配だという、従来型おむつの機能面に限界があるといえます。

< ご提案の内容 >
〜夜間のおむつ交換ゼロを目指して〜
 われわれは、(1)介護者に肉体的且つ精神的負担を強いている、(2)高齢者を寝たきりに向かわせる −夜間のおむつ交換 − をなんとか無くしていきたいと願っています。
 そのためには、一晩中使用してもモレず、且つ、肌をぬらさない紙おむつが必要なのです。当社では、排泄時のリハビリテーションを実現した『ライフリー リハビリパンツ』と同じように、「夜専用の尿とりパッド」というプロダクト・イノベーションによって、“夜間のおむつ交換ゼロ”を実現できるものと考えています。

 昨年4月、一晩分の尿をしっかり吸収し、また、表面への逆戻りがほとんど起こらないという夜専用の尿とりパッド『ライフリー 心とお肌のケアパッド夜用』を発売しました。この商品の発売によって、夜専用の尿とりパッド市場は急成長し、発売当時3%ほどしかなかった構成比は、今や10%に達そうとしており、たった一年間で3倍になりました。

 しかしながら、夜間介護の実状を考えますと、普及状況はまだまだ不十分です。夜専用の尿とりパッドを知らない介護者がまだ6割強も存在し(当社調べ)、夜間介護を改善するキーポイントは、「啓蒙」にあると思われます。


◆ライフリーさらさらナイトガード 男性用/女性用◆
私たちは、一人でも多くの介護者に、夜専用の紙おむつの存在を知っていただき、“夜間のおむつ交換をゼロ”にしたいと願っています。そして、事業理念である“寝たきりゼロの目指して”を実現していきたいと考えています。


以 上



<本件に関するお問い合わせ先>
ユニ・チャーム株式会社
経営企画部(広報担当:黒崎・服部)
TEL.03-3449-2858

関連URL:http://www.unicharm.co.jp/

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