日本イーライリリー株式会社

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「ジェムザール(R)注射用200mg及び同1g」尿路上皮癌への適応追加

(2008年11月26日 16時30分)

 日本イーライリリー株式会社(本社:神戸市、社長:アルフォンゾ・G・ズルエッタ)が効能追加申請を行っていた「ジェムザール(R)注射用200mg及び同1g(一般名:ゲムシタビン塩酸塩)、以下ジェムザール(R)」)が、11月25日、「尿路上皮癌」の効能で承認を受けました。
 今回、ジェムザール(R)が承認されたことにより、尿路上皮癌の標準的な初回化学療法として海外で汎用されている治療法が日本でも使用可能となります。
「ジェムザール(R)」は世界約100カ国で承認されており、日本においては、1999年3月に非小細胞肺癌の効能で承認を受け、その後、2001年4月に膵癌、2006年6月に胆道癌の効能でも承認されています。

〜既存の治療法と同様の効果、患者さんの苦痛となる副作用の少ない化学療法〜
尿路上皮癌は通常、膀胱癌と腎盂、尿管癌を示しています。大多数を占める膀胱癌は、男性に多く、60-70歳代に好発し、わが国の罹患患者は約16,000人です 。
尿路上皮癌に対するジェムザール(R)の臨床開発において、最も大規模な試験は、海外19カ国99施設における、尿路上皮癌患者 を対象とした、GC療法(ジェムザール(R)とシスプラチン併用)とM-VAC療法(メトトレキサート、ビンブラスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩及びシスプラチン併用)の有効性及び安全性を比較した第III相試験です 。
本試験において、有効性は、全生存期間 、無増悪期間 、治療成功期間 、奏効期間 いずれの評価項目においても、GC群はM-VAC療法と有意な差は認められず、同様な効果を示しました。
安全性に関しては、Grade 3 以上の臨床検査値異常について、GC療法はM-VAC療法に比べ、ヘモグロビン減少及び血小板数減少の発現割合は高い一方、白血球数減少や好中球数減少に関係する発熱性好中球減少症は低い結果でした 。また、Grade 3 以上の有害事象のうち、口内炎、感染、発熱、脱毛の発現割合は、GC療法はM-VAC療法に比べ低く 、患者さんの苦痛となる副作用が少ない化学療法であると示唆されました。

〜海外で汎用されている化学療法が日本でも可能に〜
ジェムザール(R)をベースとした化学療法は、以下のように海外の教科書及び診療ガイドラインに標準治療と記されています。海外で標準療法として汎用されている治療法が日本でも使用可能となります。

・腫瘍学の標準的教科書 Cancer Principles & Practice of Oncology 8th ed.
(Lippincott Williams & Wilkins 2008, PA, USA)
尿路上皮癌に対するシスプラチンを含む併用化学療法として、GC 療法(ゲムシタビン1000mg/m2を1日目・8日目・15日目に投与、シスプラチン 70mg/m2 を2日目に投与)は、毒性の軽減と忍容性の向上が認められ、一般的には現在の標準治療(current standard of care)。

・内科学の標準的教科書 Harrison’s Internal Medicine 17th ed. (McGraw Hill 2008,USA)
MVAC療法(メトトレキサート、ビンブラスチン、ドキソルビシン、シスプラチン併用療法)は標準的化学療法ではあるものの、その毒性のために、GC 療法がより一般的に使用されている。

・NCCN 作成のがん診療ガイドライン
(Bladder Cancer v1. 2009 available at http://www.nccn.org/professionals/physician_gls/PDF/bladder.pdf <2008 年11 月25日>)
GC療法はpreferred, Category 1(There is uniform NCCN consensus, based on high-level evi-dence, that the recommendation is appropriate.)であり、多くの患者にとって第一選択と考えられる(This combination is considered the standard first-line choice for most patients.)。

・米国National Cancer Institute( NCI ) のPDQ
http://www.cancer.gov/cancertopics/pdq/treatment/bladder/HealthProfessional/page10
<2008 年11月25日>)
GC 療法はMVAC 療法に不耐容の症例に対する代替治療として適切である(reasonable alter-native in patients who may not tolerate the MVAC regimen)。


関連URL:http://lillyoncology.jp/

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