日本イーライリリー株式会社


当事者の自立に向けて一生懸命に取り組む個人や団体の活動を支援する制度
第5回精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)
−ひとりひとりの輝くあしたへ−
授賞式を開催



精神障害へのアンチスティグマ研究会(代表:佐藤光源・東北福祉大学大学院精神医学講座教授)は本日午後2時から、LEVEL XXI(レベル21、東京都千代田区)で2008年度の「第5回精神障害者自立支援活動賞−ひとりひとりの輝くあしたへー」の授賞式を開催しました。
「精神障害者部門」「医療・福祉活動部門」の2部門で特に優れた活動を行っていると認められた各2件、合計4件の個人および団体が受賞し、表彰状と副賞(100万円)の授与、受賞の喜びの言葉に続き、過去の受賞者からのお祝いメッセージ、選考委員からの総評などがあり、最後に受賞者と選考委員との記念撮影を行い、式は終了しました。

■ 受賞者の喜びの言葉

1)精神障害者部門

○ 古川 奈都子さん(鳥取県西伯郡)

いままで支えてくださった皆さんのお蔭でこのような賞を頂戴しましたこと嬉しく光栄に思い感謝いたします。後ろで支えてくれた家族には特に感謝しています。
また、活動にご参加、ご協力くださった地域の皆と共に歩んでいき、この先、活動を応援してくれた家族の存在を大切に主人と息子に協力のお返しをしなければと思っています。


○ ゴマサーカス・プロジェクト(北海道釧路市)

ゴマサーカスは2つの課題にチャレンジすることを目的にはじまった活動です。
一つは、精神障害者への偏見への挑戦。まだまだ、世の中は障害者への偏見が大きく、中でも精神障害は「危険」などという過った考えが多く根づいている。そのような偏見によって隅っこに追いやられている自分たちが堂々と社会にコミットできること。そんなことから、お年寄りの介護サポート、フリースクールのスタッフ、オシャレなショップの店員など、人と接し、人の支えになる、隅っこじゃない仕事を・・・と考えました。
もう一つは、障害者であるか、そうでないかで線を引いてしまう制度、世の中への挑戦。人は様々であっていい、弱いところも、劣るところもあっていい。定職がなくても休んでいるわけではない。仕事は休んでいても、人生はちゃんと続いている。弱くてダメな人にも、必ず優れた部分がある。生産力がすべてじゃない。あくせく働くだけが人生じゃない。
「今日は、一人暮らしのおばあちゃんの家の木の枝はらいにいって、終わった後コーヒーをご馳走になって話をして来た。とても喜んでもらえた。これは障害者であり、社会の歯車からはみだしたぼくだからできることなだろう」。そんなことを言う彼に、今回の受賞のことを伝えた。「認められてうれしい」そう言った後に、「こんなぼくにもできることだから、みんなが知ってまねしてくれればいいな」と言った。涙が出た。
だから、今回の受賞、そして受賞理由はとてもうれしいことです。この2つの課題をテーマに、当事者6人から始まったゴマサーカスは今、28人になった。ぼくたちの思いが評価されることは確信と、今後の励みになります。ありがとうございます。


2)医療・福祉活動部門

○ 特定非営利活動法人 どうで(奈良県山辺郡)

奈良県の東部山間地に位置する私達の村は、農林業の衰退・高齢化・人口減少という問題を抱えながらも、地域社会を守っていくため、市町村合併の道を選ばずにきました。
平成13年に村の要請で精神障害者の作業所の設立をお引き受けし、地域の資源を生かす活動として続けてきた農産物の生産と食品加工を様々な人達の関わりと協力によって進めてまいりました。とりわけ、地域住民の方々には、野菜の生産に協力をいただくとともに、活動場所の提供など物心両面にわたって協力いただいています。また、村役場は、役場食堂の経営を全面的に私達に任せていただくとともに、様々な村行事でのお弁当や食品の注文など全面的な協力をいただいています。とりわけ、福祉課の職員の方々は昼夜を問わず、障害者や高齢者の様々な問題解決に向けた取り組みにご協力いただいています。
 小さな村だからこそできた人と人のつながりを大切にしながら、今後も一人一人が輝き、生き生きと暮らせる地域社会作りの取り組みを行っていきたいと思います。

○特定医療法人 万成病院 精神障害者社会復帰施設 生活訓練施設 ひまわり寮(岡山県岡山市)

「ひまわりサロン」を積み重ねる中で、今まで病院へ足を踏み入れたことがなかった地域の方々も足を運んでいただけるようになり、地域の皆さんと合唱団を結成したり、盆踊り大会や地域の行事を共に運営したりと共に手を携えて地域を耕している手ごたえを実感しています。
今では、町内会副会長自らが「私がひまわりの応援団長です。ひまわりと地域を結ぶ架け橋になりたい」とおっしゃって下さいます。また、「ひまわりサロン」が5年間で55回の回を重ね、年齢や立場を越えてふれあい、互いに学びあい、人と人を結ぶ出逢いのスクエアとして成長できたのも地域の皆さんやゲストの皆さん、施設のメンバーさん、スタッフ、ボランティアの学生さん・・・・サロンを支えてくださった皆様のお陰と感謝の思いで一杯です。どうもありがとうございました。
地域での対人交流が少なく、コミュニティが構築しにくい現代では、「ひまわりサロン」のように、世代や立場を超えたふれあいの場、互いに学びあい、支えあう場はますます必要とされるのではないかと思っております。
今後も「ひまわりサロン」を積み重ね、人と人が支えあう街としての発信基地であり続けたいと思っています。


関連URL:https://www.schizophrenia.co.jp/CACHE/scz/index_index.cfm

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