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ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール 辻井伸行、優勝!!日本人として史上初の快挙!!



辻井伸行

辻井伸行

テキサス州フォート・ワース、6月7日、名門ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール史上初となる日本人優勝者が誕生した。

アジア勢としても初の快挙だ。辻井伸行(20歳)。ブルガリア1名、イタリア1名、中国2名、韓国1名と辻井の6名が参加した決勝。表彰式で最後に「ノブユキ・ツジイ」がコールされると会場に大きな拍手と歓声が沸き起こった。辻井は同時にビヴァリー・テイラー・スミス賞(コンクールのために書かれた新曲の最も優れた演奏に対して授与される)も受賞した。辻井の演奏は予選のスクリーンニング・オーディションから大きな反響を呼び、同コンクールが名前を冠するヴァン・クライバーン氏も『フォート・ワース・スター・テレグラム』で辻井の演奏について「奇跡としか言いようがない」「まさに神業だ」とコメントした。

6月6日のラフマニノフの協奏曲2番の演奏後はコンクールオフィシャルブログにおいて「このコンクールから出るのは大きな瞬間ばかりだが、これは本当に大きな瞬間だ。」と評された。優勝した辻井には、賞金2万ドルと金メダル、銀製トロフィーに加え、アメリカ内外における3年間のツアー契約と録音契約が用意されている。日本での次公演は13日、スピヴァコフ指揮、ロシア・ナショナル・フィルとラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番(下記公演スケジュール参照)。

【第13回コンクール・スケジュール】

※予選
● 書類審査:総勢225名が応募。
↓  151名(37カ国・地域)が通過 
● 地方予選4カ国5都市(上海、サンクト・ペテルブルク、ルガーノ、フォート・ワース、ニューヨーク)
↓ 40分ずつのソロ・リサイタル
↓ 上位29名が本選に進出 
※以下本選(テキサス州・フォートワース)
★ 本予選 5月22日〜26日 
↓ 55分ずつのソロ・リサイタル
↓ 上位12名がセミ・ファイナルに進出
★ セミ・ファイナル=準決勝 5月28日〜31日 
↓ 60分のソロ・リサイタル(現代曲含む)と、タカーチ弦楽四重奏団とピアノ五重奏曲1曲
↓ 上位6名がファイナルに進出
★ ファイナル=決勝 6月3日〜7日 
↓ 55分のソロ・リサイタルと、ジェイムズ・コンロン指揮フォート・ワース交響楽団と協奏曲
↓ 2曲の共演を行う

☆ 7日 現地時間夕方5時 結果発表後、表彰式とセレモニー


第1位:辻井伸行(日本)・Haochen Zhang(中国)
第2位:Yeol Eum Son(韓国)
第3位:該当なし
第4位〜第6位:Di Wu(中国)・Evgeni Bozhanov(ブルガリア)・Mariangela Vacatello(イタリア)
その他賞
ビヴァリー・テイラー・スミス賞 :辻井伸行(日本)
ジョン・ジョルダーノ審査委員長特別賞:Alessandro Deljavan(イタリア) ほか

【辻井伸行 本選演奏曲目】
本予選
<5月23日 リサイタル>
ショパン:12の練習曲 Op.10
ドビュッシー:映像 第1集
リスト:パガニーニによる大練習曲 第3番嬰ト短調 「ラ・カンパネラ」
セミ・ファイナル
<5月29日 室内楽>
シューマン:ピアノ五重奏曲
共演:タカーチ弦楽四重奏団
<31日 リサイタル>
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番<ハンマークラヴィア>
マスト:インプロヴィゼーションとフーガ(現代曲)
ファイナル
<6月4日 協奏曲>
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
<6月6日 協奏曲>
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
<6月7日 リサイタル>
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番《熱情》
ショパン:子守歌
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番

公式HP:http://www.cliburn.org/

日本語公式HP:http://cliburn2009japanese.wordpress.com/

本予選以降の演奏はコンクールサイトで視聴できる。:http://www.cliburn.tv/#
(視聴には視聴ソフトSilverlight 2が必要。上記サイトから無料ダウンロードできる)

辻井伸行(ピアノ)
Nobuyuki Tsujii, piano

【プロフィール】
1988年東京生まれ。
1995年7歳で全日本盲学生音楽コンクール器楽部門ピアノの部第1位受賞。
1999年11歳で全国PTNAピアノコンペティションD級で金賞を受賞。
1998年10歳の時、三枝成彰スペシャルコンサートで本名徹次指揮、
大阪センチュリー交響楽団と共演し鮮烈なデビューを飾った。
2000年12歳で、第1回ソロ・リサイタルをサントリーホール小ホールにて行い、翌年第2回のソロ・リサイタルを開催。この他に、神戸音楽祭に出演するなど日本各地でコンサート活動を行う。
2002年に「佐渡裕ヤングピープルズ・コンサート」に出演。また、同年、東京オペラシティ・コンサートホールで行われた金聖響指揮、東京交響楽団とのコンサートでは、モーツァルトとショパンのコンチェルト2曲を演奏し大成功を収めた。これまでに読売日本交響楽団、東京交響楽団の定期演奏会に登場したほか、海外での活動も行っており、カーネギーホールにてアメリカ・デビュー。ロシア(モスクワ音楽院大ホール)、チェコ、台湾などでも演奏。
2002年にはパリで佐渡裕指揮、ラムルー管弦楽団とも共演した。
2005年10月、ワルシャワで行なわれた第15回ショパン国際ピアノコンクールにて「批評家賞」を受賞。増山真佐子、川上昌裕、川上ゆかり、横山幸雄各氏に師事。

辻井伸行オフィシャルサイト: http://www.nobupiano1988.com/


【2009年公演スケジュール】
6月13日(土) 岩手 北上市さくらホール
6月17日(水) 愛知 芸術劇場コンサートホール
7月 7日(火) 東京 サントリーホール大ホール
10月 2日(金) 千葉 森のホール21
10月 3日(土) 静岡 焼津市文化センター
10月 4日(日) 神奈川 栄区民センター「リリス」
10月 8日(木) 大阪 フェニックスホール
10月11日(日) 広島 三原市芸術文化センターポポロ
10月12日(月) 京都 福知山市民会館
10月16日(金) 福岡 北九州市立 響ホール 鑑賞教室
10月17日(土) 福岡 北九州市立 響ホール
10月18日(日) 長崎 とぎつカナリーホール
10月21日(水) 東京 紀尾井ホール
10月24日(水) 愛知 しらかわホール
10月27日(火) 北海道 札幌コンサートホールKitara
10月29日(木) 北海道 大雪クリスタルホール
11月 3日(火) 千葉 京葉銀行文化ホール
11月 5日(木) 山形 山形テルサホール  
11月 7日(土) 埼玉 熊谷さくらめいと
11月12日(木) 東京 紀尾井ホール
11月26日(木) 山梨 山梨県立県民文化ホール  


【ディスコグラフィ】
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』
AVCL-25370/B(CD+DVD) ¥3,000(税込)
※ファイナル演奏曲収録
[CD]
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18 指揮:佐渡 裕 ベルリン・ドイツ交響楽団
[DVD] [収録時間約30分]
《ラフマニノフ レコーディング風景》
《辻井伸行 plays ショパン》

『Debut』 
AVCL-25178〜9[2枚組] 価格:¥3,000(税込)
※ファイナル演奏曲収録
CD1: ショパン:子守歌/スケルツォ第2番/英雄ポロネーズ/リスト:愛の夢/メフィスト・ワルツ第1番/ハンガリー狂詩曲第2番/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ
CD2:ロックフェラーの天使の羽/川のささやき/花水木の咲く頃/セーヌ川のロンド/高尾山の風

『川のささやき』 
AVBL-25520(DVD) 価格:¥3,000(税込)
※ファイナル演奏曲収録

【収録曲】
ショパン:子守歌/スケルツォ第2番/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番《月光》/第23番《熱情》/辻井伸行:川のささやき/ロックフェラーの天使の羽

ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールとは?
アメリカの生んだ国民的英雄にして音楽文化の象徴的存在ヴァン・クライバーン(1934年生まれ)を記念して、テキサス州フォート・ワースの音楽教師と地元有志が創設した国際ピアノ・コンクール。第1回の1962年以来、4年おきに開催されている(第2回=1966年と第3回=1969年の間だけが3年間隔)。ピアノに特化した国際コンクールとしては、ワルシャワのショパン・コンクールと双璧をなす、ピアニストの登竜門。賞金だけでなくCD制作や3年間に及ぶアメリカ内外のコンサート契約を用意するなど、優勝者・入賞者に対するフォローの手厚さは数ある国際コンクールの中でも群を抜く。運営母体のヴァン・クライバーン財団は、子供向けの教育活動に加え、1999年以来、35歳以上のアマチュアを対象とした国際コンクールも行っている(次回は2011年5月開催)

ヴァン・クライバーンとは?

1934年生まれのアメリカ人ピアニスト。東西冷戦の真っ最中の1958年、ソ連(当時)が威信をかけてモスクワで開催した第1回チャイコフスキー・コンクールにおいて、審査員を圧倒、聴衆を熱狂させてセンセーショナルな優勝を勝ち取った。ニューヨークで行われた凱旋パレードでは街中の摩天楼から紙吹雪とテープが舞って市民が熱狂、直後に録音されたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のレコードは史上初のクラシック音楽のプラチナ・アルバムとなり、累計で300万枚以上を販売した今も現役盤である。クライバーンはアメリカの文化使節として世界各国で演奏活動を行ったが、特に米ソ間の緊張が続いた1960年から72年の間に4回行ったソ連ツアーは、鉄のカーテンに音楽で風穴を開ける試みとして国際的な注目と賞賛を集めた。クライバーンは第33代大統領ハリー・S・トルーマン以後の歴代アメリカ大統領の前で演奏している。アメリカ及びロシアから叙勲を受けている。
クライバーンは母親の指導の下、3歳でピアノを始め、17歳でジュリアード音楽学校に進学後はロジーナ・レヴィーンに学んだ。クライバーンの母親は、伝説的ピアニスト・作曲家フランツ・リストの弟子、アルトゥール・フリードハイムにピアノを学んでいた。過去の優勝者にはどんな人がいる?

ルーマニア出身で「千年に1人の抒情詩人」と呼ばれるラドゥ・ルプー(1966年優勝)、
若くして亡くなった破滅型カリスマ・ピアニストのアレクセイ・スルタノフ(1989年、ソ連生まれ)、
日本でも人気のアレクサンダー・コブリン(2005年、ロシア生まれ)などをはじめ、
コンサートやレコーディングを活発に行っているピアニストが多数いる。

日本人の入賞者は?
第1回(1962年)に弘中孝が第8位入賞、第3回(1969年)に野島稔が第2位、藤沼美智子が第6位入賞。

※この記事は配信日から1年以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。


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