2010年03月10日 18時20分

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キャセイパシフィック航空 2009年度決算報告

キャセイパシフィック航空 2009年度決算報告

キャセイパシフィック航空会社

キャセイパシフィック航空グループは、本日、2009年度(2009年1~12月)の通期決算を発表し、最終利益が46億9,400万香港ドル(1香港ドル=約11.6円)となったことを明らかにした。前年同期の最終損益は86億9,600万香港ドルの赤字だった。2009年の総売上は22.6%減の669億7,800万香港ドルとなり、一株あたりの利益は340.3香港セント増の119.3香港セントとなった。

燃料ヘッジに関連した27億5,800万香港ドルの利益、香港エアクラフト・エンジニアリング社の株式売却に伴う12億5,400万香港ドルの利益、子会社と関連会社からの配当金を除いても、キャセイパシフィック航空は中核の航空事業において2008年度の14億4,000万香港ドルの赤字から2億8,500万香港ドルの黒字へと転換し営業利益を確保している。

世界不況の影響により、昨年はキャセイパシフィック航空グループを含めた航空業界全体にとって極めて困難な一年となった。2009年終盤にかけては旅客および貨物の業績の一部で回復もみられたが、全般的には主要市場での大幅な需要の落ち込みにより収入は大幅減となった。

2009年上半期における航空燃料価格は、過去最高を記録した2008年半ばと比較すると、かなり低い水準ではあったが、2009年半ば以降は再び上昇し高止まりの様相となっている。2010~11年の燃料ヘッジ契約に基づき、2009年決算には航空燃料価格の上昇によって生じた20億1,800万香港ドルの未実現利益が反映されている。今回の利益によって2008年における燃料ヘッジ関連での多額の損失の大半は補われた。

キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空をあわせた2009年度の年間総輸送旅客数は前年比1.6%減の約2,460万人。ただし輸送能力も前年比3.7%減になったことにより、座席占有率は前年比1.7%ポイント増の80.5%まで押し上げられた。ファーストおよびビジネスクラス利用客の大幅減、旅客数では健闘したものの旅客単価が低調だったエコノミークラスに起因し、旅客部門の売上高は20.8%減の459億2,000万香港ドルに留まった。2009年上半期の米ドル高も響いて年間の平均旅客単価(旅客1人を1キロメートル輸送することで得る収入の平均)は19.5%減となった。

2009年のグループ貨物部門における売上高は前年比29.9%減の172億5,500万香港ドルに留まった。キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空をあわせた年間総輸送貨物重量は7.1%減の152万7,948トン、年間の貨物輸送能力も13.1%減となり、貨物占有率は70.8%に留まった。(2008年は65.9%)上半期におけるグループの貨物事業は極めて低調だったものの、下半期に入ると持ち直し始め、10月から年末にかけての貨物単価(1トン1キロメートルあたり)は、低いレベルではあるものの上昇を続けた。貨物単価は前年比26.8%減の1.86香港ドルとなった。

昨年、キャセイパシフィック航空では急激な業績の落ち込みへの対応措置として、香港ドラゴン航空を含めた輸送力の削減に加え、運航コスト、資本支出の削減、スタッフへの無給休暇制度、航空機の駐機、仕入先との値引き交渉、航空機メーカーからの新機材の納入の延期などを実施。 厳しい年であったにもかかわらず、グループ全体としてビジネスの基盤を維持することを念頭に置き、運航ネットワークや上質なプロダクトを保持するとともに乗客へのサービスレベルにおいては妥協をすることはなかった。

下半期にはキャセイパシフィック航空の主要株主間での持株比率に大きな変化が見られた。中国国際航空とスワイヤー・パシフィック社の両社はCITICパシフィック社が保有するキャセイパシフィック航空の株式を取得することに合意し、それぞれの持株比率を引き上げた。また2010年2月、キャセイパシフィック航空は中国国際航空との合弁貨物航空会社の設立に関する基本合意を発表。監督当局と両社の株主の承認を得ることを前提に今夏からの稼働を予定している。貨物航空会社の合弁事業により、中国本土で最も重要な貨物の2大拠点である珠江デルタ・長江デルタ地域がそれぞれにキャセイパシフィック航空と中国国際貨運航空という競争力が高く、効率性に秀でたホームキャリアを擁することになる。

昨年の収入減により、キャセイパシフィック航空グループのバランスシートには極めて大きな影響がおよんだものの、一連のコスト削減策により大半を相殺。また香港エアクラフト・エンジニアリング社の株式の一部の売却もバランスシートの改善に貢献した。

キャセイパシフィック航空のクリストファー・プラット会長は「2009年の終盤における業績の回復は喜ばしいが、2010年の業績見通しについては慎重にならざるを得ない状況である。収入と収益は世界不況前のレベルまでには至っておらず、収入の大きな割合を占めるファーストおよびビジネスクラス利用客の需要にも安定した回復の兆しがまだ見られない」

「現在の世界経済の回復基調が継続するのであれば、我々は優位な立場を維持していけるだけの多くの強みを備えている。2009年初頭には業務全般、とりわけ乗客サービスをいかに改善できるかという観点から様々なプロジェクトを立ち上げた。キャセイパシフィック航空の最大の強みはチームの結束力。また香港ドラゴン航空の中国本土を広く網羅する路線網を含めた優れた運航ネットワーク、そして中国国際航空とのパートナーシップも今後も大きな利益をもたらすことになる。
また世界有数の航空輸送拠点である香港をホームタウンとする強みも備えている。キャセイパシフィック航空の将来に大いなる自信を抱いていることに何ら変わりはなく、今後も香港のさらなる発展に向けて確固たる決意で挑んでいく所存である」と述べている。

本件に関するお問い合わせは
『キャセイパシフィック航空』広報 
チャプターワン 担当:矢島瑠衣子、坂本徳土
TEL: (03) 5148-1612/FAX: (03) 5148-1615

キャセイパシフィック航空ウェブサイト: http://www.cathaypacific.co.jp

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キーワード cathey, CX, キャセイ, 航空, 決算
カテゴリ 企業動向決算報告 
業種 サービス業ホテル・旅行 物流・運輸その他物流・運輸 

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