2010年03月15日 13時30分

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「年初来の高値を突破できるかどうかの正念場」【ドットコモディティ】

「年初来の高値を突破できるかどうかの正念場」

ドットコモディティ株式会社

ドットコモディティ株式会社(本社:東京渋谷区・代表取締役社長 舟田仁)では、お客様向けに毎日レポートを執筆している専門家による情報を掲載してまいります。
本日は毎週始めにご案内している、ウイークリーレポート内容をご紹介します。

<一部抜粋>
(3/15更新)
【金】ウイークエンドNYマーケット
NY金は、ここにきて市況情勢は再び微妙である。先々週までは上昇傾向となりNY期近は1150ドルに接近する展開となっていたが、先週は逆に反落の歩調となり、週末12日には一時1097ドル台まで後退して、ほぼ2週間ぶりの安値圏まで後退した。直近安値である2/25の1088.5ドルを下回った場合には、トレンドが壊れ、逆に、今年に入ってからの最安値である2/5の1045.2ドルに接近する流れへと暗転する可能性があることは否定しにくい状況である。
先週末にかけての金市場では、中国政府がインフレ抑制策として利上げを実施するとの見方から、貴金属を含む資源への需要後退懸念が誘われて弱気なセンチメントが広がった。中国では今年に入ってから2度に渡って預金準備率を引き上げたが、インフレ懸念が高まってきている中、今後は利上げ政策に踏み切ってくるのではないかとの見方が広がっている。なお11日に発表された2月の中国消費者物価指数は前年同月比2.7%上昇と、上昇率は過去16カ月で最高を記録した。
ただし、このような状況の中、ドル安が相場の下支えとなっているため、下げ幅は危惧されたほどではない。参考までに、先週末3/12の外為市場ではドルが対ユーロで約1カ月ぶり安値に下落した。ドルは対ポンドでも2週間ぶり安値をつけた。ユーロとポンドはこれまで大きく売られていたが、強いユーロ圏経済指標を受けて買い戻しが進んでいる。欧州連合(EU)統計局が12日発表した1月のユーロ圏の鉱工業生産は前月比1.7%増と1990年1月の統計開始以来、最大の伸びとなった。12月分も大幅に上方改定され、ユーロ圏の景気回復が予想以上に力強いことを示した。1月の鉱工業生産は前年比も1.4%増と、2008年4月以来のプラスとなった。このためヨーロの財政不安がかなり後退する状況になるとともに、危惧されていたユーロの大暴落も回避されており、この結果、ユーロ高・ドル安が商品全体の下値支え要因になってきている。なお先週末のユーロドルは1.3759ドルとなり、2/11以来の高値では1.38ドルに迫ってきている。
・今週のTokyoフォーキャスト
先週までの方針は、「強気方針。NY金は、安値を出し切ってアップトレンドに陽転した公算が強くなってきた。円高の東京金は、為替が円安向かいとなっていることにも支援され、大きく上昇する展開が期待できる」…としていた。
今週の相場戦略は、微妙な状況であることから、いったん様子見としたい。トレンド下向きに転じているため、どの程度まで安値を追うのかを見極めたい。またユーロ高で金市況がどの程度支えられるのかなどの点についてもよく見極めたいところである。なお後述のとおり各テクニカルともに短期は売り指示である。
・東京金先限のテクニカル  短期シグナル(日足ベース)
RSI(相対力指数)=3300円付近から売りシグナル
MACD(指数平滑移動平均)=3300円付近から売りシグナル
ウィリアムズ%R(短期売買用オシレーター分析)=3300円付近から売りシグナル


【原油】ウイークエンドNYマーケット
・ウイークエンドNYマーケット・レポート
WTI原油は、正念場である。この週末の12日に中心限月4月限は一時83.16ドルまで上昇を強めてきた。これにより、年初来高値である1/11の83.95ドルにあとわずかの値位置に迫ってきた。この高値は強い上値抵抗であるとともに、金融危機後の最高値でもあることから、ここを抜くことができるのかそうでないのかは、長い期間の相場見通しにおいても、極めて重要なことである。
従って、今週1/15の週からのWTI原油の値動きが需要な意味を持つのは必定。高値更新となれば、大きく相場がジャンプアップする予想が立つし、逆に反落となってしまった場合には、テクニカル上でもWトップが形成されてしまうことで、マーケットに弱気な見方が誘われることになりそうだ
国際エネルギー機関(IEA)は、今年の世界石油需要見通しを2カ月連続で上方修正した。アジアの燃料消費が予想以上に増加することを理由に挙げた。12日発表の月報で、2010年の世界石油需要見通しを日量7万バレル引き上げ同8660万バレルとした。09年に比べると日量160万バレル(1.8%)の増加。OECD加盟国以外での消費増加が背景にあると指摘した。具体的には、「前年比ベースでの世界の石油需要は5四半期連続で減少した後、09年10-12月に伸びが戻った。今年の世界の石油需要増加はOECD加盟国以外が中心で、アジアの非加盟国が半分以上の伸びを占める。中でも世界全体の需要の伸びの3分の1が中国だと指摘した。
一方、OPECは、10日に発表した月報で、今年の世界石油需要が従来予想より速いペースで増加するとの見通しを示した。具体的に、世界石油需要見通しを前月の日量81万バレル増から同88万バレル増に引き上げた。需要見通しは日量平均2894万バレルで、現在の生産量を下回る水準だが、従来予想から19万バレル引き上げられた。OPEC加盟11カ国の2月の産油量は日量2681万1000羽レル。生産目標の順守率は53%にとどまっている。また、生産制限の合意にもかかわらずOPEC加盟国の生産量がさらに増加する可能性も指摘した。原油価格はOPEC加盟国の多くが好ましい水準とみなす「1バレル70~80ドル」のレンジの上限付近80ドル超で取引されていることから、OPECは次回3月17日の総会で生産目標を据え置くと予想されている。
今週のTokyoフォーキャスト
先週までの方針は、「続伸見通し。WTI原油は約2カ月ぶり高値圏に達したが、当面も堅調に推移して、年初来高値である1/11の高値83.95ドルを強く意識した市況情勢となりそうだ」…としていた。
今週の石油相場は、強気維持。ただし本文中にあるとおり、年初来高値である83.95ドルを突破するか否かで今後の市況情勢はかなり違ってくることになりそうだ。IEAやOPECの指摘どおり、石油需要が増加傾向となっている点からすると需給は健全な状態へと回復していると受け止められ、基本的には上昇相場維持と考えられる。
・東京原油先限のテクニカル  短期シグナル(日足ベース)
RSI(相対力指数)=42000円付近から買いシグナル
MACD(指数平滑移動平均)=43000円付近から売りシグナル
ウィリアムズ%R(短期売買用オシレーター分析)=46000円付近から売りシグナル

1)本レポートは、ドットコモディティ株式会社が信頼出来ると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成しておりますが、レポートに記載されている情報が正確であるとの保証は致しかねます。情報に関し不完全な場合もございます。本レポートに記載する価格、数値等は、過去の実績値、概算値、もしくは将来の予測値であり、実際の数値とは異なる場合があります。本レポートは将来の結果をお約束するものではございません。また本レポートに記載されている情報をいかなる目的で仕様される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本レポートにある情報の使用による結果についてドットコモディティ株式会社が責任を負うものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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■ドットコモディティについて
ドットコモディティ株式会社
所在地 〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-21-8 セラ51ビル6F
■事業内容
商品先物取引受託業務
■関連URL
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カテゴリ サービスその他サービス 
業種 金融・保険その他金融 

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