ドットコモディティ株式会社
(2010年07月30日 14時00分)
ドットコモディティ株式会社(本社:東京渋谷区・代表取締役社長 舟田仁)では、毎日、相場観を交えたコラムを執筆いただいております小針秀夫氏のレポートをご紹介しております
(小針秀夫氏)
トーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表取締役
東京工業品取引所日報編集長を経て、2001年にトーキョー・トレーダーズ・タイムズを設立。
現在は「コモディティ・ジャーナリスト」として各メディアで活躍中。
(7/30更新)
◇下げ歩調を余儀されていた金などのレアメタルズは29日、小幅な範囲であったものの続伸した。NY金期近は8.3ドル高、プラチナの中心限月が21.7ドル高。金は引き続き1200ドル割れの値位置であるが、プラチナは1600ドル向かいの推移である。
◇高くなれば、一般に報道されて騒がれ、下げれば下げたで、騒がれる。逆に、それだけ金などに対する関心が高くなっている証拠なのであろう。
◇さて、今週、都内の大手地金商の販売店にお邪魔した。ちょうど、金が大きく下げるタイミングで。さぞかし、いわゆるバーゲンハンター的な投資家が押し寄せているのではないかと思って寄ったら、意外にも静かな店内。一階の宝飾品は誰もおらず店員だけ。地金とコイン販売の上の階でも、待ち人おらずで、比較的ゆったりとした空間が広がっていた。
◇対応していた人に聞くと、「確かに金の価格が下がると投資家は金を求めに買いに来る傾向ですが、今週あたりは、まだ金の価格が下がるのではないかとの空気感から、様子見になっているのでは」との優等生的な回答。おもわず納得。
◇大手地金商が報じるところでは、金価格は27年ぶりの高値圏で推移しているが、今年6月までの金は前年並みの販売量だという。金地金の1-6月の平均価格は3418円で去年の2951円を大きく上回っている。この期間の金地金の販売量は昨年同時期とほぼ同程度、買取量は32%の増加だったという。平均価格が20%程度の上昇したにもかかわらず販売量にあまり変化がなかったことで、「金を短期での投資目的ではなく資産形成の一手段として所有する傾向がうかがえる」と。
◇特に、欧米では金とプラチナのコインの人気が沸騰。品数がもともと少ないプラチナは、米国でスモールコインが売れ切れの状態。国内でも将来的に売れ切れゴメンの広告が出されているほどだ。金コインも、特にドイツを中心とした欧州各国での通貨防衛の動き活性化により、ウイーン金貨のネット販売が一時売れ切れとなるなど、人気に火がついている。
◇ちなみに、現在、コイン価格は、1オンス金貨が約12万円、1オンス白金コインが約16万円。勿論、価格の変動で値段は変わるので、購買予定の人は、価格は要チェックである。
http://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/
◇29日現在だと、金貨(ウイーンとメイプル)が1オンス11万7015円、白金貨(イーグルとメイプル)が同1オンス15万7994円。長期資産としてみるのであれば買い場なのかもしれない。
◆ではまた来週もよろしくお付き合いください。
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