株式会社インプレスホールディングス


―携帯電話網(3G/LTE)からコンピュータ網(Wi-Fi)が主役へ―
『Wi-Fiネットワーク最新技術動向2012』を2月24日に発売



世界のWi-FiスポットからWi-Fiオフロード、スーパーWi-Fi、メッシュネットワーク(802.11s)、スマートグリッドまで、Wi-Fiネットワークの最新動向を集大成した一冊!

 インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手がける株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)のシンクタンク部門であるインターネットメディア総合研究所は、スマートフォンの爆発的な普及に伴うトラフィック(データ量)の急増の解決策として注目を集めているWi-Fiネットワークの最新技術動向を解説した、『Wi-Fiネットワーク最新技術動向2012』を、2月24日(金)に発売いたします。

 電話機能をベースとしたフィーチャーフォンに代わって、コンピュータ機能をベースとしたスマートフォンが爆発的に普及し、その台数とともにトラフィック(データ量)も急増しています。スマートフォンは、フィーチャーフォンの10倍以上のトラフィックを出すとも言われ、このような状況に対処するため、電話網から発展したセルラー網(3G/LTE網)は、通信事業者が次々に高速・大容量化(ブロードバンド化)を図り、2012年2月からは本格的な110MbpsのLTE時代がスタートします。しかし、このような通信事業者の展開もトラフィックの爆発には追いつかずパンク寸前の状態となり、通信障害が頻繁に発生していることが、大きく報道されています。
 このような背景のなかで、コンピュータ網として発展してきた無線LANネットワーク、すなわちWi-Fiネットワークが急速に注目を集め、通信事業者は相次いでWi-Fiアクセスポイント(基地局)の増設を発表し、パンク寸前の状態を回避するためにシステムの構築を急いでいます。
 具体的には、スマートフォンなどに標準装備されるようになったWi-Fi通信機能を活用し、ユーザーが発生する大量なデータトラフィックを、すべて3G/LTEネットワークに流すのではなく、一部をWi-Fiネットワークへ切り替えて流す「Wi-Fiデータオフロード」を実現するというように、トラフィックの洪水対策に本格的に乗り出したのです。このため、通信事業者各社は、サバイバルをかけて、Wi-Fiスポットの増設を開始しています。

 これまで携帯端末のオプション機能のような位置づけにあったWi-Fiネットワークが、注目されるようになった背景には、当面の「Wi-Fiデータオフロード」サービスに加えて、今後とも革新を続ける柔軟なWi-Fiネットワークによって、新しいビジネスの可能性が見えてきたからです。それらを整理すると、次のようになります。
(1)Wi-Fi機能が、スマートフォンやタブレットからゲーム機、デジカメまで標準装備されるようになったが、引き続きM2Mやスマートグリッド市場へと、市場が拡大されていくこと。
(2)3G/LTE用の基地局(1000万円オーダー)に比べて、Wi-Fi用のアクセスポイント(基地局)は、ケタ違いに安く(10万円オーダー)設置できること。
(3)現在、300Mbpsもの高速な無線LAN規格(802.11n)が普及しているが、さらに、1Gbps以上の超高速な「IEEE 802.11ac」規格などの標準化が推進されていること。
(4)米国FCCがTVホワイトスペースをスーパーWi-Fiとして開放したため、新しい周波数帯(MHz帯)の利用が可能となり、通信範囲が1km以上(現行規格100m程度)も可能となり、同時に「IEEE 802.11af」でもその標準化が開始されたこと。
(5)既存の無線LAN技術で構築できるWi-Fiメッシュネットワークに加えて、オープンなIEEE 802.11sメッシュネットワーク規格が策定され、広域的な利用が可能になってきたこと。また、この規格はスマートグリッドのアクセス網としても利用できるようになること。
(6)M2M(マシンツーマシン)やスマートグリッド向け規格「IEEE 802.11ah」の標準化が開始され、Wi-Fiの用途がいっそう拡大する可能性があること。

本書の主な内容は、次の通りです。

 第1章は、本格的なモバイルブロードバンドサービス「LTE」の最新動向をとらえながら、なぜWi-Fiネットワークが注目されるのか、その背景を解説します。さらに、標準化が進む第4世代の無線LANの動向をとらえながら、Wi-Fiオフロードの仕組みやTVホワイトスペース、無線メッシュネットワーク、スマートグリッド用規格に至るまで幅広く標準化が進められているIEEE 802.11関連の新しい動向を概観します。

 第2章は、スマートフォンの急速な普及によって、通信事業者の収益は再び成長軌道を描き始め、収益構造もデータ収益中心にシフトしていることを解説します。しかしスマートフォンなどがもたらすデータ通信量の急増は、通信事業者の通信設備の容量を超え始めています。ここではこうした状況を認識しながら、通信設備の容量を増やす供給側(通信事業者)への対策と、使用するパケット量を減らす需要側(利用者)への対策の、2つの側面から解説し、通信事業者が「Wi-Fiネットワークの活用・充実」を図る背景をとらえます。

 第3章では、Wi-Fiサービスを拡大する国内各社の取り組みとして、ソフトバンクからKDDI、NTTドコモ、イー・モバイル、UQコミュニケーションズの動向をとらえます。とくに上位3社が、各社とも10万局をメドにWi-Fiアクセスポイントの整備を進めている状況をとらえます。また、Wi-Fiネットワーク設備の場合は、3G(移動通信網)などの専用設備とは異なり、事実上、通信事業者間で設備共用が行われてサービスが提供されている状況なども解説します。

 第4章では、Wi-Fiサービスを拡大する海外各社の取り組みとして、AT&Tからベライゾン、O2、BT、SFR、中国通信、SKテレコムまでの動向をとらえます。一方、Wi-Fiネットワークに加え、フェムトセルの整備にも積極的に取り組む通信事業者も登場してきました。Wi-Fiアクセスポイント機能を備えたフェムトセルの開発状況についても解説します。

 第5章では、通信事業者がWi-Fiネットワークへの取り組みに注力してくる一方で、自治体がWi-Fiネットワークの整備を進める動きも活発化している点にも触れます。自治体がWi-Fiネットワークの整備に取り組む主な目的は、地元市民の利便性の向上のほか、旅行者向けや町おこしなどです。ここでは、Wi-Fi整備の具体例として、岡山や長崎、韓国・ソウル市、台湾・台北、中国・香港などのWi-Fiサービスの事例を紹介します。

 第6章では、世界に先行して米国FCC(連邦通信委員会)がTVホワイトスペースを「スーパーWi-Fi」として開放しましたが、これにともなう、スーパーWi-Fiの導入整備を進める米国の状況を紹介します。モバイル通信向けの周波数帯域が逼迫するなか、地上波TVに割り当てられているが利用されていない「TVホワイトスペース」は、新しい周波数帯としても注目されています。ここでは、米国の具体的なTVホワイトスペース活用のためのルール作りや、日本での取り組みも紹介します。

 第7章では、Wi-Fiネットワークへのデータオフロードによって、次世代の通信事業がどのように変わっていくかを展望します。そのために、まず、データオフロード先として有望視されているWi-Fiネットワークにおいて、解決すべき阻害要因を整理します。そのうえで、今後、Wi-Fiネットワークを活用することによって、通信事業におけるビジネスモデルの前提が変化していく点を見ていきます。また、Wi-Fiネットワークの活用によって、提供されるサービスや事業構造、制度面で大きな変化が訪れる可能性がありますが、Wi-Fiへのデータオフロードがもたらす「通信事業の変革」について、4つの視点から解説します。

 第8章では、現在のWi-Fi機器を使用して、実践的なWi-Fiメッシュネットワークを実現し、Wi-Fiサービスをどのように実現したかを、九州・福岡市のキャナルシティ博多の実例を紹介しながら解説します。具体的には、3.5G(HSDPA)に比べて60倍の大容量を達成し、快適な通信環境した事例を、技術的内容も含めて解説しています。Wi-Fiオフロードは、3G回線にかかる負荷を軽減させる(オフロードする)効果をもちますが、その実現にはバックホール回線の敷設コストの低減が鍵となっています。バックホール回線の敷設コスト低減のためには、有線ではなく、無線バックホール(無線メッシュネットワーク)が有効であることを実践的に解説します。

 第9章では、標準化されたばかりのオープンな「IEEE 802.11s」メッシュネットワーク規格とその全体像を、わかりやすく解説します。近年の半導体技術やソフトウェア技術の飛躍的な進歩によって、無線メッシュネットワークを普及させる技術的な要因は整備されてきました。さらに、オープンスタンダードの無線LAN規格として「IEEE 802.11s」規格が完成したため、無線メッシュネットワークの市場は拡大しようとしています。ここでは、標準規格の内容を解説しながら、802.11sメッシュネットワークで想定されている利用例として、「無線バックホール回線としての利用」や「M2M(マシンツーマシン)での利用」「スマートグリッドへの適用」などを解説します。

 本書は、これまで通信範囲が限定されていた屋内網(LAN)からより広い広域網(WAN)へと脱皮しはじめた、柔軟なWi-Fiネットワークの最新動向を集大成した一冊となっています。

<<調査報告書の製品形態、および販売に関するご案内>>

『Wi-Fiネットワーク最新技術動向2012』
岸田 重行、迫田 和之、古川 浩 [著]

<<製品形態・販売価格一覧 >>
発売日  :2012年2月24 日(金)(予約受付中)
価格   :CD(PDF)版 89,250円(税込)
      CD(PDF)+冊子版 99,750円(税込)
判型   :A4判
ページ数 :212ぺージ
詳細、ご予約は右よりご覧ください。 → http://r.impressrd.jp/iil/WiFi-Network2012

弊社の調査報告書は「libura PRO(ライブラ・プロ)」からもご購入いただけます(新刊は近日登録予定)。⇒ https://libura-pro.com/

※libura PROでは、誌面イメージを確認してから、ダウンロード版/CD版/冊子版を購入していただけるだけでなく、商品の興味のある一部分(現在は章単位)だけを選んで購入したり、選んだ部分をPOD(プリント・オン・デマンド)で製本してご購入いただくことができます。

インプレスR&D インターネットメディア総合研究所の調査報告書は、お客様のご利用ニーズに合わせ、簡易製本の冊子版、CD(PDF)版をご用意しております。

<<目次>>は、下記URLよりご確認ください。
http://www.news2u.net/releases/95457/items/1/


【株式会社インプレスR&D】 http://www.impressRD.jp/
インプレスR&Dは、Webビジネス関係者、ワイヤレスブロードバンド技術者、放送・通信融合およびデジタル家電関係者、ICTを活用するビジネスマンなど、インターネットテクノロジーを核としたあらゆる分野の革新をいち早くキャッチし、これからの産業・社会の発展を作り出す人々に向けて、クロスメディア事業を展開しています。

【インプレスグループ】 http://impress.jp/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。

【購入に関するお問い合わせ先】
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フリーダイヤル:0120-350-995(平日11時~12時、13時~17時)  FAX:03-5213-6297
電子メール: report-sales@impress.co.jpm

【内容に関するお問い合わせ先、報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D インターネットメディア総合研究所 編集担当:威能
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