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【NEC報道資料】NEC、従来比1.6倍の大容量通信が可能な基幹マイクロシステム「5000iP シリーズ」を発売


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基幹マイクロシステム「5000iP シリーズ」

基幹マイクロシステム「5000iP シリーズ」

2012年4月23日

NECは、大都市間や、光ケーブルの敷設が困難な山岳部・渓谷における長距離通信(伝送距離30km~50km)に利用される、基幹通信網用の高速大容量マイクロ波通信システムの新製品として、フルパケット方式のネットワークに対応した「5000iP シリーズ」の販売を開始しました。新製品は、LTEや4Gの通信での利用に向けた基幹ネットワークの増強に適した製品で、フルパケット対応により、従来比約1.6倍となる最大4Gbpsの大容量通信を実現します。
なお、新製品は、既にザンビアとタンザニアの通信事業者から受注が決定しています。新製品の販売目標は、今後3年間で1万システムを見込んでいます。

新製品の主な特長は、以下のとおりです。

1.基幹通信の大容量化に対応
TDM(時分割多重)に加え、新たにフルパケット方式(IP)のネットワークに対応。複数の回線を束ねて伝送し、400Mbps~4Gbpsの大容量伝送を実現。
また、交差偏波干渉キャンセラー(XPIC、注1)による伝送容量の最大化に加えて、無線回線品質に応じ変調方式や伝送レートを自動で変更し、スループットを向上させるAMR(注2)機能の搭載により、天候に応じた伝送容量の効率化を実現。これらにより、これまで無線では取り扱えなかったモバイルコアネットワークへの大容量のパケットデータの伝送が可能。

2.高信頼なネットワーク構築を実現
従来製品(5000S)で提供している無線機能に加え、ギガビット・イーサーネットにも対応。これにより、ネットワーク障害時に高速な経路切り替えを行うイーサネットプロテクション機能や、エンド・トゥー・エンドでネットワークを監視するイーサネットOAM機能などを実現し、信頼性が要求される基幹通信網において、より高信頼なデータ伝送を実現。

3.小型化による設置スペースの自由度向上
本体の高さを、ETSI(European Telecommunications Standards Institute、欧州電気通信標準化機構)標準のハーフラックサイズ(注3)より、40cm低くするとともに、体積も従来製品と比較して約20%の小型化を実現。これらにより、通信事業者の局舎内など、スペースが限られている場所へのよりフレキシブルな設置を実現。

NECは今後も、高度な無線伝送技術と、高品質かつ高効率なものづくりを活かし、キャリアネットワーク事業をグローバルに拡大していきます。

以上

(注1)
Cross Polarization Interference Cancellerの略。異なる偏波間の干渉を抑圧することにより、1つのアンテナから同じ周波数の2つの独立した偏波の電波の同時送受信を可能とし、伝送容量を倍にする技術

(注2)
Adaptive Modulation Radioの略。無線回線品質に応じ変調方式や伝送レートを自動で変更しスループットを向上させる機能

(注3)
300(D)x600(W)x2200(H) mm

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC キャリアネットワーク企画本部
電話: 03-3798-6141

※この記事は配信日から1年以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。


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